...春の氷の特性を詠ずることを主にしたものでありますから...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...俳句は季題を詠ずる文学なり...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...俳句は季題を詠ずる文学なりと断定を下してしまってもいいのでありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...何も天然物を詠ずる上において人生というものに趣味を持とうが持つまいが...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...△描く、写す、そして述べる、詠ずるのである、正しい認識、それがなければ、まことの芸術はない...
種田山頭火 「其中日記」
...私も徒に花鳥風月を詠ずる時勢に非ずと思い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...(鹽原之山中蛤の化石を産す故に結末之に及ぶ)うみ苧集(一)二月二十五日筑波山に登りて夫婦餅を詠ずる歌并反歌狹衣の小筑波嶺ろは...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...芭蕉(ばしょう)のごとく消極的な俳句を造るものでも李白のような放縦な詩を詠ずるものでもけっして閑人ではありません...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...客観的とは心象に写(うつ)り来りし客観的の事物をそのままに詠ずるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...試みに或(あ)る大観を取て詠ずるも...
正岡子規 「俳諧大要」
...ただ自己を本としてこれに関連する事物の実際を詠ずるに止まれり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...芭蕉のこれを詠ずる者一...
正岡子規 「俳人蕪村」
...何ぶりなどと詠ずる者多くは卑俗厭(いと)ふべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...西洋の詩は東洋の詩に比して天然を詠ずる事少き故に...
正岡子規 「人々に答ふ」
...」詩歌の石蒜を詠ずるものはわたくしの記憶に殆無い...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...草花を詠ずること前後十六種に及んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其詠ずる所尽(こと/″\)く取つて以て風土記に代ふべき也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...こう詠ずるのであった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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