...而して他日この基礎の上に近代の沖縄を建設すべき蔡温はまだ母の胎内にも宿らなかった...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...同じ陳蔡の厄(やく)の時...
中島敦 「弟子」
...南(みなみ)のかた蔡(さい)を襲(おそ)ふ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...蔡瑁も顔あからめて黙ってしまった...
吉川英治 「三国志」
...蔡瑁は、そんなこととも知らず、五更の頃を見はからって、一斉に鉦(かね)を鳴らし、鼓を打ち、ここへ殺到した...
吉川英治 「三国志」
...蔡瑁(さいぼう)のため...
吉川英治 「三国志」
...蔡将軍(さいしょうぐん)の仕業ではありません...
吉川英治 「三国志」
...蔡瑁は、赫怒(かくど)して、「みだりに舌をうごかして、故君のご遺言を辱(はずかし)め、部内の人心を攪乱する賊臣め...
吉川英治 「三国志」
...われは大都督の舎弟蔡薫だ...
吉川英治 「三国志」
...――呉の黄蓋(こうがい)と周瑜(しゅうゆ)がたくみに仕組んだ計画のもとに、先には苦肉の計(はかりごと)をなして、沢(かんたく)を漁夫に窶(やつ)して送り、また蔡仲、蔡和(さいか)などに書面を送らせ、いままた、汝、呉のために来て、大胆不敵にも丞相にまみえ、連環の計をささやいたるは、後日の戦いに、わが北軍の兵船をことごとく焼き払わんという肚に相違ない...
吉川英治 「三国志」
...その一名の蔡仲を案内者として...
吉川英治 「三国志」
...蔡を還してよこした...
吉川英治 「三国志」
...……つい心なく“翰林(かんりん)蔡京(さいけい)”という四字の小篆(しょうてん)を彫らせたが」「よろしいじゃござんせんか」と金大堅は責任上...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蔡は彼の顔を見るとさっそく言った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あなたが蔡福(さいふく)か」「さようで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...弟の蔡慶(さいけい)に相談してみた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蔡慶には信じられなかったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宰相(さいしょう)官邸で早打の使者を引見(いんけん)した大臣蔡京(さいけい)であったこと...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索