...蓬莱(ほうらい)三山ほかに尋ぬるを用いず...
饗庭篁村 「良夜」
...「蓬をのばす草の道」の気品の高いのは云ふを待たぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...黒髪を長く肩を分けて蓬(おどろ)に捌(さば)いた...
泉鏡花 「遺稿」
...蓬々(ぼうぼう)の髭(ひげ)をきれいに剃りおとし...
海野十三 「脳の中の麗人」
...しかし、お祝言の時などの島臺の、れいの蓬莱山、尉姥の身邊に鶴と一緒に侍つて、鶴は千年、龜は萬年とか言はれて目出度がられてゐるのは、どうやらこの石龜のやうで、すつぽん、たいまいなどのゐる島臺はあまり見かけられない...
太宰治 「お伽草紙」
...蓬髪花顔(ほうはつかがん)のこの家のあるじが写真のままの顔して出て来られて...
太宰治 「狂言の神」
...草蓬々(ほうほう)の広い廃園を眺めながら...
太宰治 「東京八景」
...蓬莱(ほうらい)町のカフエに引っぱって行かれたのが...
太宰治 「人間失格」
...日に燒けた顏、土に塗れた着物、荒れた唇、蓬ろなす髪、長く生えた鬚、さういふものが到るところにあつた...
田山花袋 「歸國」
...全面から蓬々と冷たい狭霧を吐く...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...さうして故郷の和泉平野の蓬の匂ひが今にもしさうに思へる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...蓬来閣ホテルといふ恐ろしき宿屋へ投宿...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一ト月も二タ月も顔には剃刀もあてず頭は蓬々として鳥の巣のやうであつたとは云へ...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...そこでこれを転蓬(テンホウ)とも飛蓬(ヒホウ)ともいっている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...譬喩の句は松に藤蛸木(たこき)にのぼるけしきあり 宗因もちに消ゆる氷砂糖か不尽(ふじ)の雪 同錦手や伊万里(いまり)の山の薄紅葉 同鴨の足は流れもあへぬ紅葉かな 同蓬莱(ほうらい)や麓(ふもと)の新田干鰯(ほしいわし)栄政(えいせい)呉竹(くれたけ)や大根おろし軒の雪 心色是は又水の月とる麩(ふ)売なり 未計の如き...
正岡子規 「古池の句の弁」
...昔の路(みち)を見いだせない蓬原(よもぎがはら)になっているね」源氏に問われて惟光は初めからの報告をするのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またも側の河原蓬(かわらよもぎ)の中へどさりと上から落ちて来たものがあった...
吉川英治 「剣難女難」
...蓬壺(ほうこ)の主人は...
吉川英治 「源頼朝」
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