...蓬坪に通い出して間もない...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...悵然(ちやうぜん)たる愁懐を蓬々(ほうほう)一陣の天風に吹かせ...
石川啄木 「閑天地」
...今から私は蓬莱町の私の部屋に戻ろう...
梅崎春生 「風宴」
...於東海之上蓬莱之頂...
高木敏雄 「比較神話学」
...「留守ですか」と蓬亭は澁面を作つて聞く...
高濱虚子 「俳諧師」
...蓬亭の從軍したことなどを話す...
高濱虚子 「俳諧師」
...なんでもないみち・林も春の雨と水音の二重奏・かろいつかれのあしもとのすみれぐさママとよばれつつ蓬摘んでゐる・藁塚ならんでゐる雑草の春あれこれ咲いて桜も咲いてゐる・春はまだ寒い焚火のそばでヨーヨー・みんなかへつてしまつて遠千鳥三月廿七日どうやら霽れさうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...お節句の蓬餅を貰つた...
種田山頭火 「其中日記」
...髪を蓬(おどろ)のやうに振乱し...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...彼の仲間は蓬莱亭へ行くことが少かったし...
豊島与志雄 「反抗」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それを蓬莱(ほうらい)の霊液(れいえき)に溶(と)いて...
夏目漱石 「草枕」
...矢来の中には丈(たけ)なす草が蓬々と生えているばかりである...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...しかし生絹をこのまま蓬生(よもぎう)と蜘蛛(くも)の巣だらけな穴のような家に...
室生犀星 「荻吹く歌」
...これに蓬(よもぎ)の葉を入れて餅に搗いたのを...
柳田國男 「食料名彙」
...普通には穴の口に近よって人が立聴きするとも知らず蓬(よもぎ)と菖蒲(しょうぶ)の葉の秘密を漏した話などになっており...
柳田国男 「山の人生」
...宿はやはり蓬莱館に泊る事にした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...蓬(よもぎ)の虫の音...
吉川英治 「剣難女難」
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