...流丹萬丈削二芙蓉一...
大町桂月 「房州の一夏」
...秋風は芙蓉(ふよう)の花にやゝあらく九月十三日 七宝会...
高浜虚子 「五百五十句」
...闘牛児居即詠・ひとりで生え伸びて冬瓜の実となつてゐる花柳菜たくさん植えて職が見つからないでゐる垣根へ□□げられた芙蓉咲いて・朝の茶の花二つ見つけた・菊一株のありてまだ咲かない可愛い掌(テ)には人形として観音像すこし風が出てまづ笹のそよぐ子供むしつては花をならべる日を浴びて何か考へてござる紅足馬居即事お約束の風呂の煙が秋空へ・夕顔白くまた逢うてゐる十月廿二日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...賊は蓉子の声におどろいていきなり覆面用の黒布をとって蓉子の口へ押しこみ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...蓉子を知っている僕は彼女が素直に自白するとは信じなかった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...蓉子もいよいよ僕を見捨てる決心をしたらしい...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...僕のこの両眼の前で! しかも救うことができたのに※」蓉子が僕と別居しようと思っていたことは明かだった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...木瓜も芙蓉も寒々としている...
原民喜 「忘れがたみ」
...芙蓉の間の役人であった...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...共指天外芙蓉峰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...萩や芒(すすき)や芙蓉(ふよう)などを...
山本周五郎 「竹柏記」
...今年はまだ芙蓉(ふよう)が咲かないな...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...名を芙蓉(ふよう)といい姓は鴻(こう)ということ...
吉川英治 「三国志」
...鞍上の劉備(りゅうび)と芙蓉(ふよう)の影を...
吉川英治 「三国志」
...その芙蓉娘と玄徳様とは...
吉川英治 「三国志」
...この後園の芙蓉の花でも...
吉川英治 「三国志」
...これは慕蓉閣下のくだされたお杯といっていい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...将軍は将軍の権威を取りもどすべきだと私も考える」慕蓉(ぼよう)は同情して...
吉川英治 「新・水滸伝」
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