...しかし蓆囲(むしろがこ)ひの内には...
芥川龍之介 「秋」
...その蓆敷(むしろじき)の会場には...
芥川龍之介 「将軍」
...この雷雨の蓆屋根の下で...
芥川龍之介 「妖婆」
...七ちゃんでも舁(か)いてもらうべい」野良番四人の為に蓆の上に膳が運ばれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...水死人の上の濡れ蓆からは...
豊島与志雄 「丘の上」
...靴拭蓆(くつふきむしろ)を舟ときめ床石(ゆかいし)を川ときめたところである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二つの古椅子(ふるいす)と編み目の解けた一枚の蓆(こも)とが狭い中に置いてあり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まわりへ蓆(むしろ)と葭簾(よしず)を張りめぐらしてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...望月さんの死骸へは蓆(むしろ)をきせてありました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...丸太に蓆かなんか掛け...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...竹や水や古い蓆(むしろ)の破れたのなどが...
室生犀星 「寂しき魚」
...その上に一面に蓆(むしろ)が敷いてある...
森鴎外 「山椒大夫」
...今も表の方は蓆(むしろ)を用いて戸とすと見えている...
柳田國男 「地名の研究」
...板張の床へ蓆(むしろ)を敷いただけで...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...沓(くつ)を作り蓆(むしろ)を織って...
吉川英治 「三国志」
...蓆巻(むしろま)きにした何濤の身を預け...
吉川英治 「新・水滸伝」
...床板に蓆(むしろ)は敷いてあるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蓆(むしろ)を敷いた二坪の寝小屋になっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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