...超世の奇才を抱いて空しく三尺の蒿下に槁死することを得ず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...源氏の空しく蓬蒿の下に蟄伏したるを見る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...――?」「縞蒿雀(しまあをじ)です...
芥川龍之介 「山鴫」
...井戸から一間許り西手の小藪に蒿雀(あをじ)がツン/\鳴く...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...矢を抜いてみると蒿(よもぎ)のとげであった...
田中貢太郎 「胡氏」
...只(たゞ)蒿雀(あをじ)は冬(ふゆ)も春(はる)も辨(わきま)へぬやうに...
長塚節 「土」
...さきから籾をくはむと蒿雀(あをじ)ひよどりや...
長塚節 「長塚節歌集 上」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...畑に俺が摘むものは野蒿苣(のぢしや)に菫だ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
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野口雨情 「虹の橋」
...「あれは蒿雀(あおじ)だ...
堀辰雄 「晩夏」
...その著『本草綱目(ほんぞうこうもく)』蓬草子の条下でいうには「其飛蓬ハ乃チ藜蒿ノ類...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この中国の萩は蒿(ヨモギの類)であると字典にあってハギとは何の関係もない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蒿蹊(こうけい)が『勝地吐懐篇(しょうちとかいへん)』の凡例(はんれい)の下に「はた地理は知らでもよみうたにさはりなしといふは世の常なれど...
正岡子規 「人々に答ふ」
...春秋の饗射ごとに桑弧(そうこ)蒿矢(こうし)もて兎の首を射...
南方熊楠 「十二支考」
...その文を蒿蹊が和らげたままに概略を写すとこうだ...
南方熊楠 「十二支考」
...次は文化三年七月二十六日に歿した伴蒿蹊(ばんかうけい)で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その蒿岳は、もう両三年前に死んでいた...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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