...窓の外に蒼蠅がたかっている...
...昨日のバーベキューでは蒼蠅がうじゃうじゃいた...
...あの蒼蠅が私の料理にとまったら、もう食べられない...
...家に蒼蠅取りを置いているけど、なかなか効果はない...
...蒼蠅の音がうるさいから、窓を閉めた...
...速水はさも蒼蠅(うるさ)そうに応えた...
海野十三 「深夜の市長」
...川崎造船所の株が蒼蠅(うるさ)い程頻(しきり)と切り替られた...
薄田泣菫 「茶話」
...医者はそれが蒼蠅(うるさ)くて仕方がなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...彼(かれ)の所(ところ)に蒼蠅(うるさ)く来(く)る...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...あな蒼蠅(うるさ)き人や』...
高山樗牛 「瀧口入道」
...人間といふ謂はば市場の蒼蠅を...
太宰治 「陰火」
...腐肉(くされにく)に集(たか)る蒼蠅(あをばへ)でもロミオには優(ま)す幸福者(しあはせもの)ぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
... 420狗兒蒼蠅に似たるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しまいにはあすこにもここにも蒼蠅(うるさ)いほど眼に着き出します...
夏目漱石 「行人」
...しかし医者の来るたびに蒼蠅(うるさ)い質問を掛けて相手を困らす質(たち)でもなかった...
夏目漱石 「こころ」
...蒼蠅(うるさ)くって」健三は細君が次の間で先刻(さっき)の会話を残らず聴いていたものと察した...
夏目漱石 「道草」
...筋市蒼蠅(うるさ)い...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...妙な役人が附て来れば只(ただ)蒼蠅(うるさ)い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...反(かえっ)て蒼蠅(うるさ)くなって...
二葉亭四迷 「平凡」
...「如何(どう)して棄(すて)てッたんだろう?」蒼蠅(うるさい)よ...
二葉亭四迷 「平凡」
...蒼蠅(うるさ)いと言わぬばかりに...
二葉亭四迷 「平凡」
...後毛(おくれげ)が頬を撫(な)でるのを蒼蠅(うるさ)そうに掻上(かきあ)げる手附も好(い)い...
二葉亭四迷 「平凡」
...まつたく蒼蠅(さばへ)なす...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
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