...窓の外に蒼蠅がたかっている...
...昨日のバーベキューでは蒼蠅がうじゃうじゃいた...
...あの蒼蠅が私の料理にとまったら、もう食べられない...
...家に蒼蠅取りを置いているけど、なかなか効果はない...
...蒼蠅の音がうるさいから、窓を閉めた...
...僕は勿論山田孝雄氏の驥尾に附する蒼蠅なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...蒼蠅(うるさ)く頼んで何といっても肯(き)かないので...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...川崎造船所の株が蒼蠅(うるさ)い程頻(しきり)と切り替られた...
薄田泣菫 「茶話」
...蒼蠅(あをばへ)でも能(よ)うすることをロミオばかりは能(よ)うせぬ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...あくどい蒼蠅(うるさ)さがわりに少なくて軽快な俳諧といったようなものが塩梅されているようである...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...子供などが蒼蠅(うるさ)いのだろうと思った私の答は...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...客は蒼蠅(うるさ)いほどお重に同情の言葉を注射した後(あと)...
夏目漱石 「行人」
...早くここへ来てお坐りよ」「蒼蠅(うるさ)いわよ」「いったいこの暑いのに...
夏目漱石 「行人」
...しかし医者の来るたびに蒼蠅(うるさ)い質問を掛けて相手を困らす質(たち)でもなかった...
夏目漱石 「こころ」
...其所ではまた細君が蒼蠅(うるさ)いといって...
夏目漱石 「道草」
...放したらそれっきりだという懸念がなおさら彼を蒼蠅(うるさ)くした...
夏目漱石 「道草」
...津田は蒼蠅(うるさ)くもあり...
夏目漱石 「明暗」
...公園の四つの門の前には売子が蒼蠅(うるさ)く鈴を鳴らしながら夕陽新聞の呼び売をする...
久生十蘭 「魔都」
...妙な役人が附て来れば只(ただ)蒼蠅(うるさ)い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「慈母さん」「何だよ?」と蒼蠅(うるさ)そうにお政は起直ッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...蒼蠅(うるさ)いからそれは略す...
二葉亭四迷 「浮雲」
...おついでにお教えなすって下さい」第二百十七 ソーダ松魚(がつお)限りなき質問をお登和嬢は更に蒼蠅(うるさ)しとも思わず「ヘットをお家でお拵(こしら)えになるのは造作(ぞうさ)もありません...
村井弦斎 「食道楽」
...蒼蠅が驥尾に附して千里を致すが如く...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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