...蒼空にはきれいな雲が浮かんでいる...
...蒼空をバックにして、幸せそうな笑顔をした男の子の写真を撮った...
...春の蒼空が広がる中、新入生たちはキャンパスライフをスタートした...
...彷彿と蒼空(あおぞら)へ現れた...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...かの蒼空に飛行機の高く飛べるを...
石川啄木 「詩」
...忘るるばかりに漕ぐ蒼空(あおぞら)...
泉鏡花 「悪獣篇」
...折からの蒼空(あおぞら)に...
泉鏡花 「婦系図」
...琥珀の雲 溶けて蒼空(あをぞら)に流れ...
富永太郎 「無題」
...窓の外の澄みきった蒼空を眺めやり...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...彼は空を仰いで昼から夜に移りゆく蒼空の暮色を眺めた...
豊島与志雄 「恩人」
...日出の壮厳さや蒼空の深みや星の光などよりも寧ろ...
豊島与志雄 「故郷」
...晴々とした明るい蒼空を思わする色合がどうしてもぬけない...
豊島与志雄 「二つの途」
...余は白鳥が翼を擴げて蒼空を遠く翅るのを悠長な宮人が蹶きながら追ひ歩いたといふ故事を心に浮べながらあたりを見る...
長塚節 「松蟲草」
...蒼空まで聳える轢殺車一台とが残るのか...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...蒼空のゆるやかなカーヴを花柱の反(そ)りがうつしているようです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...奄美の島では蒼空(そうくう)の信仰はまだ起こらず...
柳田国男 「海上の道」
...飛行機が蒼空を踊り靴をはいて通過した...
吉行エイスケ 「女百貨店」
...または窓から見ゆる蒼空を仰いで...
若山牧水 「樹木とその葉」
...久遠の焔のように蒼空を指さす高塔がある...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...蒼空のごとく清らかに深い胸といい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...蜻蛉が蒼空のもとにつういつういと飛んで行くあの運動の自由さが『蜻蛉』の踊りのあの快活な清爽(せいそう)さを産み出したのではなかろうか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索