...天下蒼生を思う気持ちが大切だ...
...彼は天下蒼生のために尽力している...
...天下蒼生の福祉に貢献する仕事に就きたい...
...天下蒼生を幸せに導く政治家が必要だ...
...安全で豊かな社会を実現すれば、天下蒼生が喜ぶことだろう...
...又実に醇篤なる信仰を有したる天下の蒼生をして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...靄の如く天下を蔽へる蒼生は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...蒼生をして衆星の北斗に拱ふが如くならしむるカブールが大略あるにあらず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...天の蒼生(さうせい)に...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...天下の蒼生(さうせい)の為にも書いてゐません...
芥川龍之介 「はつきりした形をとる為めに」
...彼等は乃(すなは)ち口をあいて茫然自失せる十五億の蒼生(さうせい)にてある也...
石川啄木 「閑天地」
...仮に人間の形に現れて蒼生(ひと)を済度する事があるかとか...
石川啄木 「赤痢」
...假に人間の形に現れて蒼生(ひと)を濟度する事があるとか...
石川啄木 「赤痢」
...蒼生(そうせい)の苦楽をあわれませられ...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...嚢陽(じょうよう)累歳(るいさい)孤城(こじょう)に因る湖山に豢養(けんよう)して出征せず識らず咽喉(いんこう)形勢(けいせい)の地公田枉(ま)げて自ら蒼生(そうせい)を害す秋壑は怒って誹謗者を遠流に処した...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...そこに展開する蒼生の風のまにまによろめく姿は...
戸坂潤 「社会時評」
...天下蒼生のために...
直木三十五 「南国太平記」
...更に尽せ一杯の酒西の方陽関を出づれば故人なからん「成功をしてくれ」「後を頼むぞっ」「斉彬公のために」「天下蒼生のために」三人と...
直木三十五 「南国太平記」
...孔子が嘆じたのは天下蒼生(そうせい)のためだったが...
中島敦 「弟子」
...皇孫姉の方は醜くしとて妹木花開耶姫のみ幸し、一夜で孕ませ玉ひしかば姉磐長姫大慙而詛レ之曰、假使天孫不レ斥レ妾而御者、生兒永壽、有レ如二磐石之常存一、今既不レ然、唯弟獨見レ御、故其兒必如二木花之移落一、一云、磐長姫耻恨而唾二泣之一曰、顯見蒼生者、如二木花之俄遷轉一、當二衰去一矣、此世人短折之縁也、古事記には此時大山祇神、長女が納れられざりしを恥ぢて詛(のら)うたので、今に至るまで天皇命等の御命長くまさゞる也と有る...
南方熊楠 「詛言に就て」
...殆んど耐え得べからざるを耐えている五千万蒼生を忘らるるな...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...実に今は住む百万の蒼生草(あおひとぐさ),実に昔は生えていた億万の生草(なまくさ)...
山田美妙 「武蔵野」
...百姓蒼生(そうせい)みな国主の無力と...
吉川英治 「三国志」
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