...もう蒸暑いから家で涼むね...
...この蒸暑い中、外出する勇気がない...
...蒸暑い日には、冷たい麺類が食べたい...
...蒸暑い日でも、体を動かす運動は大切だ...
...エアコンをつけても蒸暑いので、扇風機も併用している...
...するとある蒸暑(むしあつ)い午後...
芥川龍之介 「少年」
...此の如き多くの「個我」の生活――この蒸暑く狹苦しき生活の厭離は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...蒸暑い夏の夕暮だつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...蒸暑(むしあつ)い南国のことだから窓を開け放して...
谷譲次 「踊る地平線」
...こんなに曇つてどんより蒸暑くては稲の虫害が心配になる...
種田山頭火 「一草庵日記」
...・朝曇朝蜘蛛ぶらさがらせてをく・この木で二円といふ青柿のしづかなるかな・蒸暑い木の葉いちまい落ちた・私の食卓...
種田山頭火 「行乞記」
...……蒸暑い、柿の青い葉が時々落ちる...
種田山頭火 「其中日記」
...ひどく蒸暑く、心臓がはげしく打っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...空飛ぶ鳥が、そのあわて急ぎの穀粒を遠方へ運んでゆくうちに、鳥が偶然に種子を蒔くことがあるように彼の上に一粒を落したのであろうか? それはいずれにしても、その道路工夫は、その蒸暑い朝、膝まで埃(ほこり)に埋めながら、まるで命がけのように丘を駈け下りてゆき、飲用泉のところへ著くまでは一度も止りはしなかったのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...実際二科院展の開会日に蒸暑くなかったという記憶のないのは不思議である...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...蒸暑かった...
寺田寅彦 「震災日記より」
...蒸暑い夏の或真夜中に...
徳田秋声 「あらくれ」
...風なく蒸暑堪難し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...小屋の中の蒸暑い空気から外へ出てみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒸暑い室のなかの...
長谷川時雨 「紫式部」
...それから三年目のある蒸暑い夜であった...
原民喜 「椅子と電車」
...とても蒸暑い日でした...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...いとど蒸暑(むしあつ)い夜だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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