...もう蒸暑いから家で涼むね...
...この蒸暑い中、外出する勇気がない...
...蒸暑い日には、冷たい麺類が食べたい...
...蒸暑い日でも、体を動かす運動は大切だ...
...エアコンをつけても蒸暑いので、扇風機も併用している...
...お前は唯、この鬱陶しく、蒸暑く、酷たらしく、悲しく、落付かぬものが自分の究竟の境地でないことを感じてゐるだけだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「どうも今年は格別蒸暑うございますね」と文吉は「操に僕の来たことを知らせたい...
李光洙 「愛か」
...すこしも風の気とてない蒸暑く鬱滞した陋巷の空気が泥水のやうに動かずにゐた...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...其(それ)を頼(たのみ)に恁(か)うして次(つぎ)の室(ま)へ出(で)たのだが矢張(やつぱり)蒸暑(むしあつ)い...
泉鏡花 「怪談女の輪」
...風(かぜ)の飜(あふり)が蒸暑(むしあつ)い...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...秋の夜とは思われない妙な蒸暑さがやって来た...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...それに大気が妙に重く、蒸暑くて、今にもあらしがやって来そうな気勢(けはい)でした...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...晴れてきて蒸暑くなつた...
種田山頭火 「其中日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...いつもならば夕凪(ゆうなぎ)の蒸暑く重苦しい時刻であるが...
寺田寅彦 「嵐」
...蒸暑さが丁度大正十二年九月一日の二科招待日を想い出させた...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...天蒸暑く風荒び怒號の中に夜のごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...くもりて蒸暑し...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...曇りて蒸暑し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...蒸暑き夜となりぬ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...風なく蒸暑堪難し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...」とその実蒸暑くてならないのに...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...蒸暑い晩の、青み掛かった月の光が差している...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
便利!手書き漢字入力検索