「蒸」の意味
水蒸気で加熱する
「蒸」の例文(場面別)
- 料理魚を蒸すことで、素材のうまみを引き出すことができる。
- 健康・美容顔を蒸しタオルで蒸すと、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなる。
- 工業・製造木材を蒸して曲げ加工を施し、家具の部品を作った。
小説での「蒸」の使い方
...乗り継ぎ「一銭蒸汽」僕等はその時にどこへ行ったのか...
芥川龍之介 「本所両国」
...そんな人懐こひ匂ひがその心からも体からも蒸(む)れ出るやうに見えた...
有島武郎 「骨」
...胴が蒸発して、なくなってしまったのである...
海野十三 「火星兵団」
...隅田(すみだ)川の濁流(だくりゅう)、ポンポン蒸汽、伝馬船(てんません)、モオタアボオト等に囲まれ、せせこましい練習をしていた、ぼく達にとって、文字どおり、ドリイミング・コオスといった感じです...
田中英光 「オリンポスの果実」
...峠を越してから急に風が絶えて蒸し暑くなった...
寺田寅彦 「花物語」
...私はまたしても蒸し風呂のような船長室で汗をたらして私あての手紙のタイプライターを打ったディールさんと思いくらべてみるのだった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...人間が蒸しやきにならないですむには...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...ある種の不純物の蒸気が...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...水蒸気が昇華によって...
中谷宇吉郎 「雪」
...管の一方を蒸気鍋に入れ他方を患部の近くに置く...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...そこから武器運送専用の高速蒸汽船に積みかえ...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...それはシャン化物で燻蒸する際に発する水シャン化酸瓦斯(ガス)の微量を吸いこむともはや絶対に助からぬ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...まばらにある苔蒸した墓石に彫刻(てうこく)された銘を讀んでゐたのをも...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...空氣はまるで硫黄(ゐわう)の蒸氣のやうで――どこにも氣分を爽やかにするものは見つからない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...蒸し暑い外気に銀梅花(ギンバイカ)が匂い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...しかし鰻は血液の中(うち)に毒分を持っていますから生焼(なまやけ)や生蒸(なまむし)のものを食べてはいけません...
村井弦斎 「食道楽」
...蒸暑い午(ひる)過で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...隘路なす壁の間に切り取られた赤い空を睨んだ――山頂から吹き出す蒸気には決して気を取られまいと堅く心に誓い...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
