...匆々(そうそう)野枝蒲原房枝様...
伊藤野枝 「書簡 蒲原房枝宛」
...村松町より一里をへだつる中蒲原(なかかんばら)郡橋田村大字(おおあざ)西四つ屋...
井上円了 「おばけの正体」
...芥川は田端から使ひも兼ねてきたのであらう蒲原(春夫)と僕とを伴れて見物に行つたが...
小穴隆一 「二つの繪」
...蒲原は一種名人肌の外科医で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ここに詩人蒲原有明(かんばらありあけ)子新声社の主人と相知れる由(よし)を聞き子を介して新声社に赴(おもむ)き『夢の女』と題せし一作三百枚ほど持てあましたるものをば原稿料は無用なればとて...
永井荷風 「書かでもの記」
...蒲原有明氏や北原白秋氏の作を讀んだ...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...蒲原氏が詩壇を去つてから既に二十年近くにもなる...
萩原朔太郎 「蒲原有明氏の近況を聞いて」
...始めて蒲原有明なる名前を知り...
萩原朔太郎 「蒲原有明氏の近況を聞いて」
...耐へがたき屈辱を無言に忍んで居られる蒲原氏を考へると...
萩原朔太郎 「蒲原有明氏の近況を聞いて」
...僕の詩を以て蒲原氏の新しき正派を自任したからです...
萩原朔太郎 「蒲原有明に帰れ」
...蒲原氏に対して自分の全く曲解されたことが口惜しく残念でたまらずよつてこの消息を近く何かの雑誌に発表しようと思つてゐた所であつた...
萩原朔太郎 「蒲原有明に帰れ」
...蒲原有明氏の詩風は象徴詩であるが...
萩原朔太郎 「蒲原有明に帰れ」
...僕は蒲原有明氏の言葉を考へ...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...蒲原有明先生の如きもこの花を当時の新詩社の象徴だつたとして囘顧し居られる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...」茨曾根村(いばらそねむら)は中蒲原郡白根町(しろねまち)の南にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...東蒲原(ひがしかんばら)郡豊実(とよみ)村新渡(しんわたり)はもう岩代境(いわしろざかい)でありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...一つの参考は越後蒲原(かんばら)などの昔話に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...蒲原(かんばら)の町へはいったすがたをみると...
吉川英治 「神州天馬侠」
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