...(三月四日)誤謬門前の雀羅(じやくら)蒙求(もうぎう)を囀(さへづ)ると説く先生あれば...
芥川龍之介 「骨董羹」
...蒙求(もうぎゅう)風に類似の逸話を対聯(ついれん)したので...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...蒙求(もうぎう)の講釈をしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...傍ら蒙求とか日本外史とかいうものを自ら読んでは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...老梅君と君とは反対の好例として新撰蒙求(しんせんもうぎゅう)に是非入れたいよ」と迷亭君例のごとく長たらしい註釈をつける...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...蒙求(もうぎう)は荷が勝ち過ぎるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蒙求(もうぎう)を囀(さへ)づる間...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蒙求(もうぎゅう)は荷が勝ちすぎるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蒙求(もうぎゅう)を囀(さえず)る間...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...実隆が『源氏』と『蒙求』とを講義したということが見えるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...なお進(すすみ)て蒙求(もうぎゅう)...
福沢諭吉 「旧藩情」
...昼からになって蒙求などの会読をすれば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ソレカラ蒙求、世説(せせつ)、左伝(さでん)、戦国策(せんごくさく)、老子(ろうし)、荘子(そうし)と云うようなものも能(よ)く講義を聞き、その先(さ)きは私独(ひと)りの勉強、歴史は史記を始め前後漢書(ぜんごかんしょ)、晋書(しんしょ)、五代史(ごだいし)、元明史略(げんみんしりゃく)と云うようなものも読み、殊に私は左伝が得意で、大概の書生は左伝十五巻の内三、四巻で仕舞(しま)うのを、私は全部通読、凡(およ)そ十一度(た)び読返して、面白い処は暗記して居た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私が少年の時に暗誦(あんしょう)して居(い)た蒙求(もうぎゅう)の表題と千字文(せんじもん)で請持(うけも)ち...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もう一つ『蒙求』の和解というのがあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...これを読むと蒙求の大意がよく解った...
柳田国男 「故郷七十年」
...それが例の蒙求(もうぎゅう)を囀るという諺(ことわざ)の引続きであって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...蒙求(モウギウ)ヲ囀(サヘヅ)ル」という諺(ことわざ)がありました...
吉川英治 「随筆 新平家」
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