...二つは彼等の「己れ」を克伏して彼等の迷蒙を披拂することである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...私たちが今日彼のおかげをどれほど多く蒙(こうむ)っているかを...
石原純 「トーマス・エディソン」
...「某(それがし)の家は父輝国以来筑摩殿の恩顧を蒙つてゐるから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...啓蒙思想の体系的発展をも試みる理由を有ったわけだ...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...啓蒙期的合理主義はドイツ・アウフクレールングの特徴をなしている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...と云うのは竹内氏は科学の啓蒙...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...ここに華やかな唐代の貴公子の誘惑を蒙(こうむ)ることが...
中里介山 「大菩薩峠」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...蒙求(もうぎゅう)を囀(さえず)る間...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...途中で遇ふかも知れないと滝さんは若気な顔をして元の道を帰られた――たつた一つ貴様の仕業が間違つてゐるだけで皆なの者がどんなに迷惑を蒙るか計り知れない...
牧野信一 「籔のほとり」
...『本草綱目啓蒙(ほんぞうこうもくけいもう)』には草の条下に「此茎葉ヲ煎ジ紙帛ヲ染レバ黄色トナル」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...地球上の最も美しい地方を通じてかくも長期にかくも深刻に蒙ったこれらの恐るべき結果は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...現在の蒙昧な放置された状態に依然として止っているのを嘆かざるを得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...蒙古に満月の夜兎...
南方熊楠 「十二支考」
...と申したばかりではちょいとお解りになりますまいがお米粒は草の実が籾(もみ)という皮を蒙(かぶ)っております...
村井弦斎 「食道楽」
...支那船の戎克は三江口の上流である内蒙古の鄭家屯まで七十里の間を溯航する...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...かように勅勘(ちょっかん)を蒙(こうむ)って流さるる私が...
吉川英治 「親鸞」
...シナ人とシナを支配する蒙古族とは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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