...兎に角我我売文業者は余り今日の法律の御恩を蒙つてゐないことは確かである...
芥川龍之介 「小説の戯曲化」
...審査官の蒙を啓かんものと...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...など敵人を憐むや? 55トロイア族のおほいなる好意を汝館内に嘗て受けしや? 一人だもわれらの手より蒙らす無慘の破滅避けしめな...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...技術の発達によって直接に影響を蒙るものはいつも自然科学であり...
戸坂潤 「技術の哲学」
...資本主義の矛盾の暴露(又は弁護)を通じての階級的啓蒙(又は盲目化)機関として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...啓蒙という言葉の大体の意味を...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...幾分低い水準に於て比較的基礎的・啓蒙的な方面の開拓に従ったが...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...保育の恩を蒙ったのであるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その被害と恐怖とを蒙(こうむ)ることの程度に於て...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつでも十行内外で御免蒙(こうむ)る事に極(き)めてあるのさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ひょッとすると王様は蒙塵したのではなくて誘拐されたのではないか知らん...
久生十蘭 「魔都」
...その他さまざまな災厄を蒙って...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...また蘭山の『本草綱目啓蒙』巻之十...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蒙古人等が鼠牛虎兎というと異なり...
南方熊楠 「十二支考」
...従兄(いとこ)に当るジウラ王子を蒙古から呼びよせ...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...嘘を諭吉」てふ嘲罵が彼れの上に蒙りしより以来今日に至るまで或は大俗人の如く...
山路愛山 「明治文学史」
...勅免を蒙(こうむ)って...
吉川英治 「私本太平記」
...フランスはかくの如く英国の蒙る損失だけ利得するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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