...蒙昧(もうまい)なる片田舎(かたいなか)に一生(しょう)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...従て伝承の際に蒙る影響の多少に...
高木敏雄 「比較神話学」
...江戸に大被害を蒙らしたのは二年の地震であった...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...彼(か)の人(ひと)の庇(かげ)を蒙(かうむ)らぬものはないわい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...夫は何等啓蒙活動ではない...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...又宗教的啓蒙家として...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...少くとも啓蒙期的啓蒙の有っている幾つかの主な規定がそこに反覆されているからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...蒙古の時に使者を拒んだりしたので向ふが驚いた...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...谷崎氏の芸術は已に明治文壇の如何なる先輩の感化をも蒙つてゐず...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...手頃な物がなきやお前が踏板から轉げ落ちて見せても構はない」「御免蒙(かうむ)らうよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...衆俗からは様々の嘲笑と悪罵とを蒙つたほどである...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...面倒な話はなるべくは御免蒙りたい方です...
穂積重遠 「法窓夜話」
...霊魂の蒙昧と肉体の麻痺とによらずんば購(あがな)いえず(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...当曲馬団が蒙りまする損害は一切勘定に入れず...
夢野久作 「暗黒公使」
...満蒙内地の衛生設備の皆無な事なども数へられるが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...早く陸軍から満蒙視察のために派遣せられた人である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...呂蒙は一軍を率いて駈け出した...
吉川英治 「三国志」
...なぜなら、インドアアルヤ族、ギリシア人と東方人との混血児、特にアジア人の血の混じったもの、トルコ族、蒙古族など、異なった種族の中を伝わって来る間に、モデルの変遷によって画き方もまた変わって来たろうと思われるからである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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