...もう山葵漬(わさびづけ)を箸(はし)の尖(さき)で...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...」まず冷(ひや)し料理として山葵(わさび)と酸(す)クリームをかけた仔豚の蒸肉が出...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...向日葵(ひまわり)の種子を齧(かじ)っていた...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...卵屋の葵がさいたと人々は見て通る...
長塚節 「芋掘り」
...葵は此の家の四季を通じて第一の飾りである...
長塚節 「芋掘り」
...丁度その頃、雨田葵は、文園アパートの貧しい寝床のなかで眼をさます...
久生十蘭 「金狼」
...葵はぼんやりした眼つきで窓のそとを眺めながら...
久生十蘭 「金狼」
...葵は朝まで部屋にいたんですよ...
久生十蘭 「金狼」
...葵のものごころがついた頃には...
久生十蘭 「金狼」
...葵は急に足をとめて...
久生十蘭 「金狼」
...髪にせばかくやくと射る夏の日や王者の花の黄金向日葵(こがねひぐるま)雑誌「明星」の基調の一つは積極性であつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...大仕掛の山葵卸のようなそれ等の巖のギザギザに引っかかったまま固着したのか...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...左大臣家にいる葵(あおい)夫人(この人のことを主(おも)にして書かれた巻の名を用いて書く)はこんなふうに源氏の心が幾つにも分かれているのを憎みながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御息所の車は葵夫人の女房が乗った幾台かの車の奥へ押し込まれて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つなぎに「とろろ葵(あおい)」を用いる妙案は...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...私が「葵の上」を弾いて...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...生田葵君もプランタンには...
吉井勇 「青春回顧」
...葵(あおい)のくずし紋や物いい人品...
吉川英治 「江戸三国志」
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