...『雄蕋の頭についてゐる二つ重なつたやうな袋は葯(やく)と云ふのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その一方の叉には葯(やく)があるのに他の一方はそれがなくて尖(とが)ったままで反り曲っている...
寺田寅彦 「高原」
...その枝は萼片の上により添うて葯を覆い...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...雄蕊(づい)の葯と雌蕊の柱頭とは相当相離れていて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...雄蕊は通常七本で長く超出し小形の葯を着けている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...花中に在る多雄蕊は本は相連合して筒の様に成り花冠と合体し葯は黄色の花粉を吐く...
牧野富太郎 「植物記」
...そしてその葯は白色で外方に向って開裂し花粉を吐くのである...
牧野富太郎 「植物記」
...その枝は萼片の上に倚り添うて葯を覆いその末端に二裂片があってその外方基部の処に柱頭がある...
牧野富太郎 「植物記」
...雄蕊には花糸ならびに葯を具(そな)うること普通の花に異なることなし...
牧野富太郎 「植物記」
...葯は常に線形にして黄色を呈し...
牧野富太郎 「植物記」
...その花粉を持った嚢を葯というがその葯の頭に黄褐色の鱗片が着いている...
牧野富太郎 「植物記」
...丁度それが槓杆の役を務めてそれに連っている雄蕊の葯が動く事になる...
牧野富太郎 「植物記」
...そうするとその葯嚢からサラサラした花粉が丁度そこへ来ている虫の頭から背へかけて降りかかって...
牧野富太郎 「植物記」
...元来葯は白という草の葉もしくはある草の名であって敢て Anther に当て嵌(はめ)るべき字ではないが...
牧野富太郎 「植物記」
...中央に一本の花柱(かちゅう)があって右の葯(やく)内を通り...
牧野富太郎 「植物知識」
...長い花糸(かし)の先にはブラブラと動く葯(やく)があって...
牧野富太郎 「植物知識」
...その葯(やく)は黄色を呈(てい)しており...
牧野富太郎 「植物知識」
...葯胞(やくほう)の片(へん)がもとから上の方に巻(ま)き上がって...
牧野富太郎 「植物知識」
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