...次には内面を葢うて外面にのみ日光をあてた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...』然う言つて藥鑵の葢をとつて見ると...
石川啄木 「札幌」
...硝子(がらす)の葢(ふた)の後(うしろ)には...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...すると葢(ふた)は苦もなく開いた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...隔てゝ遠き離れじま都の春の一夢を磯のあらしにさまさせて氣は世を葢ほふますらをはいまはの床に眠るかな...
土井晩翠 「天地有情」
...小膽褊狹毫も人材を籠葢するの才なしと或は彼を政界の死人なりと笑ひ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...葢し帝国党は自ら内閣の忠僕たるを以て任ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...葢し自由党が今日まで閣下に盲従したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...汁(しる)は葢(ふた)を漂(たゞよ)はすやうにしてぐら/\と煮立(にた)つて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...それが庭葢(にはぶた)である...
長塚節 「土」
...小坊主(こばうず)は直(すぐ)に棺桶(くわんをけ)の葢(ふた)をとつて白(しろ)い木綿(もめん)を捲(ま)くつて窶(やつ)れた頬(ほゝ)へ剃刀(かみそり)を一寸(ちよつと)當(あ)てた...
長塚節 「土」
...瘡葢(かさぶた)がぼろぼろ落ちて...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...ます茸(だけ)というのは広葢(ひろぶた)ほどの大きさで...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...箱の葢(ふた)を取って鳥籠を明海(あかるみ)へ出した...
夏目漱石 「文鳥」
...その葢(ふた)を開けて...
夏目漱石 「明暗」
...それから硯箱(すずりばこ)の葢(ふた)を取って...
夏目漱石 「門」
...夫(それ)から硯箱(すゞりばこ)の葢(ふた)を取(と)つて...
夏目漱石 「門」
...葢其国新政標識也...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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