...実家には庭に葡萄棚があって、毎年たくさんのブドウが実る...
...グルメ番組で紹介された、葡萄棚を眺めながら味わうワインがとても美味しそうだった...
...去年、強い風で葡萄棚が倒れてしまったので、今年はしっかりと支柱を立てておこう...
...近所の公園には葡萄棚のトンネルがあり、子供たちは中で遊んでいる...
...広い庭を持っている友達が、家庭菜園として葡萄棚を作っていると聞いた...
...あの池だの葡萄棚(ぶどうだな)だの緑色の鸚鵡(おうむ)だのと一しょに...
芥川龍之介 「奇遇」
...お住は納屋(なや)の前を覆つた葡萄棚の葉の陰に隣のばあさんと話してゐた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...葡萄棚(ぶだうだな)を掛けたり...
芥川龍之介 「野人生計事」
...葡萄棚(ぶだうだな)の葉蔭を洩(も)れる月の光がちら/\と射(さ)し込んだ...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...その時葡萄棚の下で私の作った遺言状というのは次のごときものであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...縁側の前には、葡萄棚があつて、斜坂の紅葉や穉樹を透して、渋谷方面の林だの丘だの水車だのが一目に眺められた...
田山花袋 「丘の上の家」
...葡萄棚(ぶどうだな)からは明るく日がさすようになった...
永井荷風 「草紅葉」
...唯(ただ)勝手口につづく軒先(のきさき)の葡萄棚(ぶどうだな)に...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...島崎藤村子(しまざきとうそんし)が古き美文の中(うち)にも葡萄棚のこと記せしものありしやに覚ゆ...
永井荷風 「葡萄棚」
...昔の家の裏にあった葡萄棚(ぶどうだな)の下にたたずんでいる少女の写真は...
原民喜 「永遠のみどり」
...当時そういうところには必ず葡萄棚が出来ていて...
古川緑波 「清涼飲料」
...それでは葡萄棚の下を潜つて真直ぐに行くのが一番近道であると気づいた...
北條民雄 「青い焔」
...何か楽しそうに話し合いながら葡萄棚の方へ行くのだった...
北條民雄 「いのちの初夜」
...また舎の裏手には葡萄棚などが拵へられて...
北條民雄 「癩院記録」
...彼も晩年には書屋に藤を植ゑたり葡萄棚を作つたりして...
堀辰雄 「我思古人」
...たゞ葡萄棚だけが繁りに繁ツて...
三島霜川 「昔の女」
...長々とつづく葡萄棚...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...私は起きると直ぐ葡萄棚の下へ行つて仰いでみた...
横光利一 「妻」
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