...労をねぎらうための葡萄酒(ぶどうしゅ)のグラスを唇につけようとしていたが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...心の臓が干葡萄のやうに萎(しな)びるまで悄気(しよげ)きつてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...われわれの「葡萄」に比べると...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...(明治四十年十月十七日『東京朝日新聞』)二十二護謨(ゴム)の新原料近頃葡国(ポルトガル)領西部アフリカで発見された一種の植物の球根は丁度蕪菁(かぶら)のような格好をしているが...
寺田寅彦 「話の種」
...殊(こと)に美しい山葡萄の紅葉を摘んで宿に帰った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...殊にナブルスの谷は、清泉処々(しよ/\)に湧きて、橄欖(かんらん)、無花果(いちじゆく)、杏(あんず)、桑、林檎、葡萄、各種野菜など青々と茂り、小川の末には蛙(かはづ)の音さへ聞こえぬ...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...そして浅間葡萄の茂みの上に腰を下し...
豊島与志雄 「食慾」
...かつて味わったこともない上等の一杯の葡萄酒(ぶどうしゅ)に死ぬ間ぎわになって手を触れて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...アンドルムール(催眠剤を用うる盗賊)の仲間が名高くした葡萄酒があるが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...食卓の上に葡萄酒(ぶどうしゅ)の一瓶(ひとびん)を添えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...葡萄酒は白い幻覚である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ソレカラ仏蘭西を出発して葡萄牙(ポルトガル)のリスボンに寄港し...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ブルゴーニュの白葡萄酒を持参...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お砂糖と葡萄酒(ぶどうしゅ)をかけて戴(いた)だけばなお結構ですし...
村井弦斎 「食道楽」
...清十郎の唇は野葡萄(のぶどう)のような色をしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...〇〇〇磅(ポンド)で購買するならば彼れの葡萄酒の価格を一...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...楕円形の天井をみつめていた私の目前で葡萄蔓(ぶどうづる)のようにからんで...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...藥用に用ゐ馴れて居る葡萄酒をとり寄せて...
若山牧水 「姉妹」
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