...じつは葡萄酒のはいったグラスを...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...海岸のひらたい岩の上で、肉鍋をこさへ、葡萄酒をのんだ...
太宰治 「津軽」
...私も戴きます」女も別のコップへその葡萄(ぶどう)酒を注(つ)いで一口飲んだ...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...やはり和蘭(おらんだ)人か葡萄牙(ぽるとがる)人が輸入した西洋式の武具であって...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ポルト葡萄酒★の匂いをぷんぷんさせて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一年(あるとし)家の新ちゃんが葡萄をちぎると棚(たな)から落ち...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...茂るに任せた葡萄蔓(ぶどうづる)が一面にたれさがってるバルコニーの下に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一卵 一個 大四圓貳拾錢 小四圓也一葡萄糖糟 百匁 四拾五圓也一梅干 百匁 拾圓也一辣韮(らつきよう)百匁 拾圓也一蕪 大たば 拾圓也一人參 大たば 拾五圓也一牛乳 一合 貳圓五拾錢也一牛肉 百匁 四拾圓也五月十七日...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...やっと気がついて、水と、葡萄酒の樽と、二十五斤入りの乾麺麭の袋を一つ投げてよこしたが、乾麺麭の袋は見当がちがって海に落ち、引揚げたときは大きな捏(ねり)粉の塊りになっていた...
久生十蘭 「海難記」
...丘を越えた葡萄畑のほうから自棄糞(やけくそ)になって出鱈目な歌を唱っているベルナアルさんの声が春風に乗ってはっきりときこえて来るのだった...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...やがて葡萄酒の壜を持って来られた...
古川緑波 「食べたり君よ」
...葡萄が紫色になりかけていました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...本国で葡萄(ぶどう)酒のついた口ひげをていねいに掃除しているあいだに各国人を拾い上げたお洒落(しゃれ)な観光団が...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...葡萄酒を加うる時赤茄子のソースを交ぜれば味一層よし...
村井弦斎 「食道楽」
...シャンパンに葡萄酒(ぶどうしゅ)に砂糖に炭酸水と云うように...
森鴎外 「かのように」
...葡萄酒もついでに頼んだ...
横光利一 「旅愁」
...葡萄酒の輸出業者は手形の売手となり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...同一量の葡萄酒を取得しないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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