...秋になるといつでも葡萄の房は紫色に色づいて美しく粉をふきますけれども...
有島武郎 「一房の葡萄」
...葡萄牙(ポルトガル)語より転じて一時...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...僕はろくに飲めもしない葡萄酒を絶えずちびりちびりとラッパでやっていた...
大杉栄 「日本脱出記」
...そう云う点は大阪よりもええ云うてるわ」葡萄酒のせいもあるかも知れないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...葡萄酒を一杯、鶏卵の卵黄(きみ)を二つ、鶏肉の汁を一椀、粥を少量、それだけ敬助は食べた...
豊島与志雄 「蘇生」
...堺三十二人衆の家族人の豪奢な生活を「日本書翰」で葡萄牙へ書き送っている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...九月の三日から始まるモントラシェの葡萄祭りがそれなので...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...葡萄だけでこの三日間ごまかされて来た食慾は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...シャンパンと赤葡萄しきりに出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その瓶の中にみたされているのはヨハンニスベルヒ葡萄酒24であろうと予は推定した...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...パンと葡萄との食事を用意していました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...葡萄(ぶだう)の葉や果がブラ下つたやうに...
槇本楠郎 「仔猫の裁判」
...三度三度食事の度ごとに葡萄酒を飲む...
三浦環 「お蝶夫人」
...熟したる葡萄を絞れ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「畜生」その藺すだれもズタズタに斬り、外の野葡萄も、乱離と斬って、なお、野を見廻していた伊織は、二ツの眼の行方を、天の一角に見つけた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...極めて限られた分量において生産される特殊の葡萄酒...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...毛織布や葡萄酒やその他の貨物に事欠かないと同じく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...四つ目の目印である葡萄の花のところまで来て...
蘭郁二郎 「植物人間」
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