...カリフォルニヤから来る水々しい葡萄(ぶどう)やバナナを器用な経木(きょうぎ)の小籃(こかご)に盛ったり...
有島武郎 「或る女」
...そして葡萄をおいしく喰べてしまいました...
有島武郎 「一房の葡萄」
...また撫子、昼顔、葡萄、蔓草等を、雲形の輪郭にゴチャゴチャに入れたものや、小舎に入った兎もある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...葡萄の一かご、書籍、絵画、その他のお土産(みやげ)もっていっても、たいてい私は軽んぜられた...
太宰治 「HUMAN LOST」
...乾葡萄が沢山あって而も極上等に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...珈琲と葡萄酒とは帰国の後十幾年に及ぶ今日迄遂に全く廃する事のできぬものとなった...
永井荷風 「砂糖」
...ヴェニス提灯(ちょうちん)ほどもある大きな葡萄の房(ふさ)が互いに触れあってチリン・カリンと鳴っているのである...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...つらなつた葡萄棚の輪廓が徐々に融かされてゆくと...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...おれにその葡萄酒を一杯くれ」すると老婆は解(わか)ったように私に目で合図をして(何んて厭らしい目つきだろう!)しかし自分の手許(てもと)の壜はそのままにして...
堀辰雄 「鳥料理」
...髪を葡萄(ぶどう)の房(ふさ)のような恰好(かっこう)に編んでいた...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...「下がったら葡萄蔓(えびづる)とりに行がないが...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...葡萄を売っている...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...葡萄棚や梨畠の手入をいつも一人で...
室生犀星 「幼年時代」
...自然に生える山葡萄の実でかもしたんだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...葡萄酒に対する租税は葡萄酒の消費者によって支払われる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...しかし彼は四シリングの騰貴額を支払うよりはむしろ葡萄酒の使用を中止するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼らは一緒に葡萄(ぶどう)畑や...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...せめて葡萄酒でもと今度は自分で探しに出たが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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