...其問題の落著する迄此處に厄介になつて居るがいゝ...
高濱虚子 「俳諧師」
...どうかなるやうになるのさといふいつもの考へに到著する...
高濱虚子 「俳諧師」
...京都の使者参著す...
太宰治 「右大臣実朝」
...それを砕きさえすれば工事も落著するのであった...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...見は竟(つひ)に信に帰著すべし...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...に歸著するのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...子供のころから姿振(なりふり)に無頓著すぎる質(たち)であったとはいえ...
徳田秋声 「挿話」
...その歸著すべき場所が明かに解る樣になつた...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...「基督降誕節」(Advent, 詩集)「人生に沿ひつつ」(Am Leben Hin, 短篇集)を著す...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...終(つい)に蕪村に帰著す...
正岡子規 「俳句の初歩」
...転(うた)た更に堅く著す...
南方熊楠 「十二支考」
...後桑港に著するに及び...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...わたいれの上に帷子(かたびら)を著す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...著す所の書を列挙してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...)其不仁の悪習自然と平日の所行にも推移り染著す」云々...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...隨つて落胤問題も壽阿彌の祖先の身の上に歸著するかも知れない...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...荻生徂徠論を著すに至つても猶故(ことさ)らに『文章は事業なり...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...後には“李花集(りかしゅう)”の御著すらある...
吉川英治 「私本太平記」
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