...どうして「これを竹帛(ちくはく)に著す」ことが出来よう...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...酢章魚と鮨とを注文して、腰の瓢箪を取り出す折しも、酒樽到著す...
大町桂月 「菅の堤の櫻」
...京都の使者参著す...
太宰治 「右大臣実朝」
...それを砕きさえすれば工事も落著するのであった...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...一八八三年『社会主義と政治闘争』を著す...
戸坂潤 「辞典」
...三仏蘭西人テイザン著す所の日本美術論は北斎の生涯及画風を総論して甚(はなはだ)正鵠(せいこく)を得たるものなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...水温さえ最低限界以上であれば活著するならば...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...斯く一生の目的は一巻も多く読み一枚も多く著すにあれば...
正岡子規 「読書弁」
...終(つい)に蕪村に帰著す...
正岡子規 「俳句の初歩」
...その結果として子マルサスが『人口論』第一版を著すこととなったものであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...紛々として帰著する所を知らなんだ...
南方熊楠 「十二支考」
...後桑港に著するに及び...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...木崎好尚(きざきかうしやう)さんがその著す所の「家庭の頼山陽」を贈つてくれた時である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたいれの上に帷子(かたびら)を著す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其詳なることは別に著す所の「寿阿弥の手紙」に譲つて贅せない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...)其不仁の悪習自然と平日の所行にも推移り染著す」云々...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...観聚方は多紀桂山の著す所で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...荻生徂徠論を著すに至つても猶故(ことさ)らに『文章は事業なり...
山路愛山 「透谷全集を読む」
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