...一般に武士の気風のこの一面が著しくなり...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...著しくやかましくなったのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日本に於ける統制は元来著しく積極的であり又構成的なのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...佛教の信仰に於ても此の變化が著しく現はれて來ました...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...それに速度が著しく大きいので...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...日射などによって著しく変化する...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...先生のそういう特色が折々著しく眼に留まった...
夏目漱石 「こころ」
...帰宅した時はひろ子の病勢は著しく進んでいましたから...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...非常に著しく自然な幻想であるので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それは、小説という文学の品種は、最近著しく、機械化し、速度化し、能率化してきた現代人の生活と不調和な存在になってきたからだというのである...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...著しく不自然でなくまた残酷でない方法を全く示し得なかったという事実は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...和算時代には商人階級が台頭して経済生活は著しく違って来たには相違ないが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...近年著しく金具が薄手になり弱まってきましたが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...我々の目前においても著しく変った...
柳田国男 「木綿以前の事」
...著しく複雑になっているのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...自分達の生生(いきいき)した生活を発揮する事が如何(いか)にも著しく楽し相(さう)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...大乗仏教は著しく古昔のバラモン神話を取り入れたのであるとも言える...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...わたくし自身もこの言い回しが著しく目立って来たことには気づいていたが...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
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