...著しくその体積を増している...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そうして以前にはあれほど極端に緩徐に行われていた変化は高温のために著しく速度を増し一秒の何分の一かの間に非常に急激な変化を完了する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...老婦人たちが著しくよい顔立をしているのに気がついた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...各季節を通じてあまりに著しく発達して...
寺田寅彦 「海陸風と夕なぎ」
...上の方の煤けた色とは著しくちがっているのであった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...それは『失礼ですが貴方(あなた)の顔が著しく猿に似ているという事実が貴方の学説をひどく左右したのだと思います』というのであった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...之が著しく高度に公共化し又著しく判然と伝承され得る場合は...
戸坂潤 「科学論」
...二つの階級イデオロギーの性格を著しくしつつある...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そこには著しく岩波臭い好みがある...
戸坂潤 「読書法」
...ただ統制経済と自由経済との撞着は増々著しくなって行くので...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...麓の方が著しく寒かったりすることもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...罪悪は著しく蓋然的な帰結である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...著しく依存するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...関との業績上の懸隔はさまで著しくないことが知られたであろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...化学分析をやって見るに著しく燐を含めりとか...
南方熊楠 「十二支考」
...この正月はそういう気持が一般に著しくて妙な空虚でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これらは著しく狐の影響を受けてはいるが...
柳田国男 「海上の道」
...土地財産の移転が負っている印紙税がおそらくそれを最も生産的ならしめるべき人々へのその移転を著しく害しているのは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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