...その著しい例の一つは芭蕉の俳諧にある鬼趣(きしゆ)であらう...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...著しい進歩をなしたから...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...理学の場合にはそれがただ一つだという点に著しい区別がある...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...むしろいっそう著しいであろう...
寺田寅彦 「軽井沢」
...クリームの香味にも店によって著しい相違があって...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...こういった文化的批評の把握に精進する傾向が著しいのは結構なことだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その資本主義が世界的発達水準に達しているにも拘らずなお著しい封建制の残存物(軍閥・官僚・国家的家族制度・其他)に依存しているのであるが...
戸坂潤 「辞典」
...その知能自身の著しい低下...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...特にこのギャップと疎外化とが著しい...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...著しい被害を蒙る...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...そのとき我々は著しい誤りを犯さないことを認める...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...これら両期間中に死亡率は著しい増加を示したことであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そこに見出される著しい特質は...
柳宗悦 「工藝の道」
...つまりは私などの謂う真実線の著しい移行によって...
柳田国男 「海上の道」
...その著しい例を拾って見るならば...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...創作の根本態度に著しい相違が認められる...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
...万葉初期から見ると著しい相違である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...なお岸田君の著書に著しい「内なる美」...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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