...その臭気が口びるの著しいゆがめかたのために...
有島武郎 「或る女」
...一等著しいのは主体の幼弱な或いは不熟練な労働力に於てであり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...一つの著しい現象である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...文学に於ける世界観と方法との両者の最も著しい音色を奏でる鼓膜なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...恰もこの文学至上主義が今日この傾向の最も著しい特色をなしているだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これは宋代に於ける歴史の主義の著しい發展である...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...その中でも著しい業蹟(ぎょうせき)は自由学園の自然科学グループの人たちの研究で...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...水温の低いことが著しい影響を齎(もたら)しているということである...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...著しい霧のようなものは見えない...
中谷宇吉郎 「雪」
...著しい歪曲なしには...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それは反対方向への著しい進歩が少しもないことを証明する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし土地の改良という最も本質的な永久的な富の源泉に対しては極めて著しい影響を及ぼすものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...観音救世の績殊に著しいから...
南方熊楠 「十二支考」
...土地によって行事に著しい相異があり...
柳田国男 「年中行事覚書」
...社会の進歩的状態――しかも農業における何らの著しい改良もない状態――においては...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...観音の様式の変化でまず著しいのは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...バラモンの文化も著しい影響をうけた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...たとえば青春期に著しい恋愛の憧憬や性慾の発動には...
和辻哲郎 「すべての芽を培え」
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