...この種の空想の中でも最も著しいものは恐らくスウェデンボルクの夢みた幻想であろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...同様にもし雰囲気が飽和水蒸気とその中に浮遊する水滴とで成り立っているとしてもその気層の高さはかなり著しいものになるであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...もう一つ著しいものは...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ただ清浄無垢(むく)な白い新しい茶筅(ちゃせん)と麻ふきんが著しい対比をなしているのを除いては...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...真一文字にむすんだ口角ばった顎――それらはあまりに著しい特徴で...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...培養された風土民俗が違うとは云ってもあまりに著しい相違である...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...今度の発見が確かなればよほど著しい事と云わねばならぬ...
寺田寅彦 「話の種」
...仮に私にその著しい代表者を選ぶことを許すならば...
戸坂潤 「科学方法論」
...この反動的動向がこのように著しいにも拘らず...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...六屋根の雪下ろしの次に雪の被害を被る著しいものとしては...
中谷宇吉郎 「雪」
...其の稍手前にあつた瀑に比べると稍著しいので...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...私生児の著しい増加と相俟って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...民間から幾多の人物の出たこともまた著しいのであって...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...レオナルドはその著しい例であるであろう...
三木清 「科学批判の課題」
...併し其の閃きの著しい場合に出逢うことが出来る...
柳宗悦 「二笑亭綺譚」
...海の景色はこのあたりにおいて最も著しい歴史の変遷があり...
柳田国男 「雪国の春」
...天平時代に著しいヒステリイ風の病気や...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...がそれよりも著しいフロイスの功績は...
和辻哲郎 「鎖国」
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