...我々の遊星系の著しい規則正しさがむしろ例外の場合だということの証拠とも見られる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それによって再び温度の著しい低下が惹起されるのであろうと考えられる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...まことに著しいことであったと云(い)わなければなりますまい...
石原純 「平賀源内」
...吾人はこれらの方則に信頼して目方を比較し時計を使用して別に著しい不都合を感じない...
寺田寅彦 「方則について」
...例えば第一篇の「自然弁証法」などがその最も著しいものだ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...元来ファッシズムは様々な形態と条件との下に高度に発達した諸ブルジョア国に於ける独占・金融・大産業・資本主義の行き詰りと内訌と腐敗との必然的な一つの著しい所産であって...
戸坂潤 「辞典」
...説明しがたいだけにいっそう著しいものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...農作物は冠水によって著しい損害を受ける...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...著しい対比は、庭が放置され、道も草ぼうぼう状態なのに、かつてのフィールデン家がこの三百年間、いつでも来客を歓迎し、惜しみなくおもてなしをしてきたことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...結婚に対し与えられている著しい奨励があるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かつ土地粗生生産物の交換価値の著しい下落とその結果たる通貨の大縮少との下においては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それなどは著しいものの一つであろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...むしろプラグマチズムの最も著しい精神はこの方法が理論的論爭の「仲裁者」(mediator)であり...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...現代の哲學の著しい傾向に屬する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...如何に著しい対比であろうか...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...地方ごとの異同がかなり著しいのである...
柳田國男 「垣内の話」
...その心持ちはさらに頭部の美において著しい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...これほどにまで差異の著しい諸本が存しているにもかかわらず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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