...熔岩塊に手を觸るれば著く熱を感ず...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...東神奈川驛に著く...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...その三津の濱に門司を出た汽船が著く...
高濱虚子 「俳諧師」
...二度著くこともある...
高濱虚子 「俳諧師」
...三藏等より一年先に卒業して既に高等學校に在學してゐる先輩の上長者町の下宿に著く...
高濱虚子 「俳諧師」
...「お慈悲深いお天道(てんとう)さま! 十八年間も生埋(いきう)めにされているなんて!」第四章 準備駅逓馬車が午前中に無事にドーヴァーへ著くと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...生活という嵐が遂には鎮まって必ずそこへ落著くあの休息と沈黙との表象――に永い間委ねられていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...今避難者が四百ばかり著くから...
徳田秋声 「挿話」
...出入りの度毎に厭やでも眼に著くのだが...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...一つの完成したスタイルから出て新しいスタイルに落著くまでの...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...そしてホテルに著くと全然人氣がなくてひつそりしてゐた...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...甲板に上り著くと同時に痰(たん)が出たから船端の水の流れて居る処へ何心なく吐くと痰ではなかった...
正岡子規 「病」
...『和漢三才図会』に「ある人船に乗り琵湖を過ぎ北浜に著く...
南方熊楠 「十二支考」
...金網の裏面より落ち著く砂上まで四〇―五〇ミリメートル...
南方熊楠 「十二支考」
...漸く一行が壻の門に著くと...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...今日はいよいよマルセーユへ著くというので船客たちは朝から誰も落ちつきがなかった...
横光利一 「旅愁」
...二週間毎にマルセーユへ著く郵船の船と...
横光利一 「旅愁」
...著く前に加藤さんから注意されて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索