...往々著く玻璃質のものあり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...千磐破る神ぞ著くと云う...
高木敏雄 「比較神話学」
...二度著くこともある...
高濱虚子 「俳諧師」
...私はほとんど岸から離れて岸に著くまで長椅子(ソーファ)に寝ていましたのです...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...わたしよりはずっと前にテムプル関門(バー)に著くだろう...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...強エ匂ひをしてらアな!やんがて俺等は村に著く...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...やう/\荻堂の村に上り著くと...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...家に著くと、私はすぐ二階の自分の部屋に上がっていって、此の手帳を用箪笥(ようだんす)の奥から取り出してきた...
堀辰雄 「菜穂子」
...家に著くと、私はすぐ二階の自分の部屋に上っていって、この手帳を用箪笥(ようだんす)の奥から取り出してきた...
堀辰雄 「楡の家」
...そしてホテルに著くと全然人氣がなくてひつそりしてゐた...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...自ら著く進歩しつつあるが如く感じたる時...
正岡子規 「俳諧大要」
...甲板に上り著くと同時に痰(たん)が出たから船端の水の流れて居る処へ何心なく吐くと痰ではなかった...
正岡子規 「病」
...遂に過所町(くわしよまち)の河岸に著く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが著くと、福岡城では留守の家老、物頭(ものがしら)、諸侍が集まつて評議をした...
森鴎外 「栗山大膳」
...あれは航海者がこゝろざす港に著くと...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...心得て疾(と)く手を著くる心高き人のえなさぬことあらめや...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...パリを出発するときチロルへ著く日と宿とを報らせておいたから...
横光利一 「旅愁」
...埠頭から眞山君に案内されて大和ホテルに著くまでの自動車から眺めた大連市街の欧洲風の外観も...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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