...この絢尭斎というは文雅風流を以て聞えた著名(なだい)の殿様であったが...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...医療において診療の標準はヒポクラテスの著書であり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...かの神仙説の影響を示すこと著しき竹取翁の伝説も...
高木敏雄 「比較神話学」
...淡黄袍(たんこうほう)を著けて...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...それと一緒に女が後ろから著せた羽織がふはりと落ちて来た...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...従ってその平均の位置における角度がかなり著しく違うということに気がついたのである...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...そうしてこの点がすでに連句と音楽との比較の上に一つの著しい目標を与えるのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...此書の如きは邦人著述中...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...曽て日和下駄なる一書を著すや市内に散在する空地を探りてその風趣を説きしがここに此の仙境あるを知らず従って言う処なかりき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...一巻の書を著した...
中里介山 「法然行伝」
...『1)Reply to the attacks of Dr. Parr, Mr. Mackintosh, the author of an Essay on Population, and others, p. 10.『ゴドウィン氏の著作の大部分は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...著者自身の哲學の總括であつたりすることが多いのである...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...猪余儀なく虎少(しばら)く住(とど)まり待て我祖父の鎧(よろい)を著(き)来って戦うべしとて便所に至り宛転(ころがり)て糞を目まで塗り往きて虎に向うと...
南方熊楠 「十二支考」
...『古今著聞集』承安二年五月二日東山仙洞で鶏合せされし記事に...
南方熊楠 「十二支考」
...やはりアメリカの生んだ著名な野生動物観察者であったシートンの「動物記」の面白さを懐しく想起させずにはおかない...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...青島を著名にしているのだが...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...珍本良書の数量上に著き遜色あるが如く見ゆるは怪むべし」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同人御供に而帰著に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索