...「万葉風」の装いで祭りに参加する...
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...・雨ふる竹をきる濡れてゐる(追加)・死んでもよい青葉風ふく(〃)・雀こゝまで子を連れてきてだんだんばたけ・大きな鋸が造作なく大きな木を炎天(追加)改作追加・雨ふる生えてゐる木を植ゑかへる・百姓も春がゆく股引のやぶれ・たま/\髯剃れば何とふかい皺(病後)・ひとり...
種田山頭火 「其中日記」
...・夏草から人声のなつかしく通りすぎてしまう(マヽ)(松)・けさは何となく萱の穂のちるさへ・日ざかりちよろちよろとかげの散歩(松)・すずしさ竹の葉風の風鈴のよろしさ(雑)・風音の蚊をやく・風がでたどこかで踊る大(マヽ)鼓のひゞきくる樹明君に・あなたがきてくれるころの風鈴しきり鳴る七月廿三日曇――晴...
種田山頭火 「其中日記」
...口語体にしても話し言葉風のものか近代文章語体か...
戸坂潤 「思想としての文学」
......
一葉稿 「五月雨」
...晝のあつさを若竹の葉風に拂ひて蚊遣の烟り空になびかする輕々しきすさびもあらねば...
一葉 「暗夜」
...海岸には椰子(やし)の葉風がそよそよと吹いている...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...なんしろ、万葉風となると、はじめての領分なのだから、なかなかおいそれとは手ごろな主題も見つかるまい...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...旧日重陽日、伝レ杯不レ放レ杯、即今蓬鬢改、但愧菊花開、北闕心長恋、西江首独回、茱萸賜二朝士一、難下得二一枝一来上、人世悲懽自不レ同、莫三将二一様一看二西風一、今朝憶著茱萸賜、幾箇州白髪翁、独在二異郷一為二異客一、毎レ逢二佳節一倍思レ親、遥知兄弟登レ高処、遍挿二茱萸一少二一人一、秋葉風吹黄颯颯、晴雲日照白鱗鱗、帰来得レ問二茱萸女一、今日登レ高酔二幾人一、萸如二蠅子攅レ頭赤一、酒似二鵞児破レ殻黄一、饋レ我真成両奇絶、為レ君大酔作二重陽一、手種二茱萸一旧井傍、幾回春露又秋霜、今来独向二秦中一見、攀折無三時不二断腸一、我邦の学者達はこれら詩中の茱萸を以てグミと解釈しているが、これはトンデモナイ間違である事は既に上に書いた通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...真白に洗濯されたエプロンが青葉風にひるがえっているような心持で面白かった...
宮本百合子 「雨の昼」
...この頃はいくらかずつおじいさんに万葉風をしこんでいるのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今の万葉風な歌人とは...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??