例文・使い方一覧でみる「葉裏」の意味
スポンサーリンク...寄生蜂が巣を作るのは葉裏や枝の裏側... 
...周匝（あたり）の木々の葉裏にはもう夕暮の陰影（かげ）が宿つて見えた...
石川啄木 「道」
...天井裏のばけものまでもない……雨戸の外の葉裏にいても気味の悪い芋虫を...
泉鏡花 「怨霊借用」
...白い葉裏を見せてそこらに散っているのだった...
海野十三 「地球盗難」
...その葉裏にかすかに色づいた円つこい果の色だけがふしぎと生ま生ましい...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...おおいかぶさった木の葉裏（はうら）が明るく照らされたり消えたりした...
田山花袋 「田舎教師」
...今日も、八つ手の葉裏で、羽虫の群れが飛んでいる...
外村繁 「澪標」
...白菜はいかにも軟かさうに眞白な葉裏の莖を日に曝（さら）してゐます...
永井荷風 「畦道」
...山茶花（さざんか）を荒すものは軍勢の整列するが如く葉裏に密生し其毛風に従って吹散（ふきさん）じ人を害す...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...七日（なぬか）の間日（ひ）ごとにその変化を葉裏に印して...
夏目漱石 「野分」
...その葉裏には百（もも）千鳥（ちどり）をかくす...
夏目漱石 「幻影の盾」
...野茨（のいばら）――栗の葉も白い葉裏をひるがえしておりましょう...
長谷川時雨 「平塚明子（らいてう）」
...くらくらと光線を吸集してうなだれている葉裏に...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...重なった葉裏にも黒いかげが漂っていた...
本庄陸男 「石狩川」
...また所によってはネンネンバと称えている）も葉裏の綿毛を利用して餅に入れ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...葉裏に毛あるものと無いものとがあって種類により一様ではない...
牧野富太郎 「植物記」
...葉裏の毛を火口（ほくち）につかったものです」其の他...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...一寸した風も精神の葉裏をひるがえすというようなところがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...白い葉裏を翻（かえ）して戦（そよ）ぎ立つ――『おう...
吉川英治 「夏虫行燈」
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落暉 叡聞 子供の喧嘩に親が出る
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