...彼も権力精神と相争うの時に生れ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...あとの戦野は相争う二つの党派のために解放された...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...二を争う人となっていた人であったのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...経済上実利を争うより生じ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...そしてその恐るべき聖ミカエル(訳者注 天の兵士の長)のうちには争うべからざる壮大の趣があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...旅客が先きを争うて渡るので広い川原も怖しいほど雑沓した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...児(こ)を負(おぶ)った例の女房共が群集して大声に値段を争う...
永井荷風 「監獄署の裏」
...どうしても能登守に落ちて行くのは争うことはできません...
中里介山 「大菩薩峠」
...金魚の餌を争うが如し...
中里介山 「大菩薩峠」
...烏鷺(うろ)を争うは策のもっとも拙(つた)なきものである...
夏目漱石 「虞美人草」
...争う事をやめたので...
夏目漱石 「明暗」
...生死を賭けて争う場に臨んでも...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...恰も化翁と境を争うは是れぞ学者の本領なりと深く信じて之を疑わず...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...しかし争う財産が見つからない限り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...どうしてこんなに馬鹿げたことで争うのだろうって」「昇君が? なんのことだ?」「お父さんと隣りの小父さんのことです」「今日のことかね?」「いえ...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...これを法廷で争うより...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世の中の一切のことも同様二つに別れて相争うにちがいないのです...
横光利一 「旅愁」
...争うことの愚を悟った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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