例文・使い方一覧でみる「落口」の意味
スポンサーリンク...水（みづ）の落口（おちくち）に瀬（せ）を搦（から）めて... 
泉鏡太郎 「雨ふり」
...池から水の落口の...
泉鏡花 「怨霊借用」
...落口の巌角（いわかど）を刎（は）ね越すのは苦艱（くげん）らしい……しばらく見ていると...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...皆落口が小さくて...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...皆落口が小さくて...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...あの男が滝の落口へ昇って行ったのを見すまして...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...雌瀧の落口の上にいたれば...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...木繁れるが爲に落口の見えざるものあり...
大町桂月 「十和田湖」
...不忍（しのばず）の池の落口（おちぐち）になった橋の側まで往ったところで...
田中貢太郎 「妖影」
...落ち來る澤には皆落口に瀑を形作つてゐる...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...其れが終に一段高い瀑布の落口に到つて最早河岸を傳ふ事が出來なくなつた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...けれどもかうなると本流落口の瀑であるに違ひない事は總ての事情から明かである...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...その下の落口の音が合して...
野上豐一郎 「桂離宮」
...尾瀬沼の落口燧岳（ひうちがたけ）の麓は...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...瀧の落口から右よりの疎林が美しい冬どきの枯枝を揃へてゐた...
室生犀星 「京洛日記」
...左に桂川の落口を見て宮の渡の辺に到て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...糧食の道、水の手の落口も、断（た）たれてしまった...
吉川英治 「剣の四君子」
...落口は唯だ氷つた樣に眞白で...
若山牧水 「熊野奈智山」
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