...受信者は先ず心を落つけてから手紙を読むことが出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...洗ひ髮がさらりと肩から胸へ落つる...
石川啄木 「鳥影」
...絶間(たえま)なく落つるをきく...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...高山(たかやま)の奧より落つる長水(ちやうすゐ)に巨大の河馬(かば)の嘯(うそぶ)きて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...三位中将落つる涙を抑へつつ...
宇野浩二 「それからそれ」
...夜の幕(とばり)ゆららに落つる夕闇の釀(か)みのふかみに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...木の葉をつたい歩く蟻にとりては一粒一粒の雨滴の落つる範囲を方数ミリメートルの内に指定する事が必要なれども...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...もし落つこつて死んだら...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...有繋に勘當を受けて居る身であるだけに落つかれぬのだらうと人々は噂をした...
長塚節 「芋掘り」
...その一段落ついたところで...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...三人の眼は期せずして二疋の蟻の上に落つる...
夏目漱石 「一夜」
...心は無論落ついちゃいないが...
夏目漱石 「坑夫」
...はふり落つる涙を拂ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...動作は少しも取乱した所なく落ついてゐた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...彼は何処へ行つても落ついて...
牧野信一 「山を越えて」
...飛石の様に、ぽつりぽつりと散って居る今日の気持は自分でも変に思う位、落つけない...
宮本百合子 「秋風」
...はら/\と落つる熱き涙(なんだ)を我手の背(そびら)に濺(そゝ)ぎつ...
森鴎外 「舞姫」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
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いわれ因縁 問うに落ちず語るに落ちる 全力で
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