...彼も中々(なかなか)落々(おちおち)として寝込まれない...
岩村透 「死体室」
...しきりに部落々々を指呼して説明に努めた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ようやく部落々々にゆきわたっていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...虚心坦懐であれ、洒々落々たれ、淡々たれ、悠々たれ...
種田山頭火 「其中日記」
...一切万事落々漠々...
種田山頭火 「旅日記」
...堕落々々と申して...
田山花袋 「蒲団」
...これによりて見るも先生の平生(へいぜい)物に頓着(とんじゃく)せず襟懐(きんかい)常に洒々落々(しゃしゃらくらく)たりしを知るに足るべし...
永井荷風 「書かでもの記」
...その行程は洒々落々(しゃしゃらくらく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...――落々(おちおち)話のできるのはおそらく一週間に一日もございますまい...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...瓦落々々(がらがら)してゐる者は心が好いのだと...
樋口一葉 「たけくらべ」
...来てみると瑰(はまなす)の実ばかり落々たる砂丘まじりのなぎさがはてしもなくひろがり...
久生十蘭 「奥の海」
...雨風に晒(さら)されて白骨(はっこつ)のように落々(らくらく)と散らばっている...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...磊々落々(らいらいらくらく)は政治家の徳義なりとて...
福沢諭吉 「日本男子論」
...漁夫の部落々々(むらむら)をたずね...
本庄陸男 「石狩川」
...いとも洒々落々たる音声をあげて...
牧野信一 「露路の友」
...本来無一物の洒々落々(しゃしゃらくらく)を到る処に脱胎(だったい)...
夢野久作 「近世快人伝」
...彼は洒々落々の博多児(はかたっこ)の生粋(きっすい)...
夢野久作 「近世快人伝」
...余りにも洒々落々(しゃしゃらくらく)...
吉川英治 「大岡越前」
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