...彼も中々(なかなか)落々(おちおち)として寝込まれない...
岩村透 「死体室」
...しきりに部落々々を指呼して説明に努めた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ようやく部落々々にゆきわたっていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...虚心坦懐であれ、洒々落々たれ、淡々たれ、悠々たれ...
種田山頭火 「其中日記」
...お負(まけ)にそれを洒々落々(しゃしゃらくらく)たる態度で遣って除(の)ける...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...それでも何うも夜も落々(おちおち)眠られないし...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...何ぞその言の歴々落々として青天白日を覩(み)るが如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...こちらのほうでも聽手一同を自分と同樣の磊々落々な人たちと心得ているといった振りをする...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...この分ではとても落々(おちおち)と流鏑馬(やぶさめ)の見物は出来まいからと諦(あきら)めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...松の大樹の落々(らくらく)たる間へ進んで行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その行程は洒々落々(しゃしゃらくらく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...瓦落々々(がらがら)してゐる者は心が好いのだと...
樋口一葉 「たけくらべ」
...雨風に晒(さら)されて白骨(はっこつ)のように落々(らくらく)と散らばっている...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...漁夫の部落々々(むらむら)をたずね...
本庄陸男 「石狩川」
...いとも洒々落々たる音声をあげて...
牧野信一 「露路の友」
...もしそれ曙覧の人品性行に至りては磊々落々(らいらいらくらく)世間の名利に拘束せられず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...磊々落々(らい/\らく/\)...
山路愛山 「英雄論」
...洒々落々(しゃしゃらくらく)と子供相手に戯(たわむ)れている容子(ようす)は...
吉川英治 「新書太閤記」
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