...壮心落々として頼朝と戦はむと欲したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...椿岳の洒々落々たる画名を市(う)るの鄙心(ひしん)がなかったのはこれを以ても知るべきである...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...沿岸被害地の部落々々から集会がある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...少食(せうしよく)で落々(おち/\)眠(ねむ)られぬ質(たち)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...少食(しょうしょく)で落々(おちおち)眠(ねむ)られぬ質(たち)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...虚心坦懐であれ、洒々落々たれ、淡々たれ、悠々たれ...
種田山頭火 「其中日記」
...一切万事落々漠々...
種田山頭火 「旅日記」
...それでも何うも夜も落々(おちおち)眠られないし...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...何ぞその言の歴々落々として青天白日を覩(み)るが如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この分ではとても落々(おちおち)と流鏑馬(やぶさめ)の見物は出来まいからと諦(あきら)めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その行程は洒々落々(しゃしゃらくらく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...――落々(おちおち)話のできるのはおそらく一週間に一日もございますまい...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...漁夫の部落々々(むらむら)をたずね...
本庄陸男 「石狩川」
......
槇村浩 「餅の歌」
...一旦破綻(はたん)を生ずれば破落々々となり了(をは)る者あり...
山路愛山 「明治文学史」
...あらゆる迷執もふり落されてかえって洒々落々(しゃしゃらくらく)たる天真な笑顔の中に生きていられるのだった...
吉川英治 「上杉謙信」
...余りにも洒々落々(しゃしゃらくらく)...
吉川英治 「大岡越前」
...落々(おちおち)休んじゃ居られぬよ』『拙者も...
吉川英治 「夏虫行燈」
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