...壮心落々として頼朝と戦はむと欲したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼も中々(なかなか)落々(おちおち)として寝込まれない...
岩村透 「死体室」
...椿岳の洒々落々たる画名を市(う)るの鄙心(ひしん)がなかったのはこれを以ても知るべきである...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...しきりに部落々々を指呼して説明に努めた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...部落々々の廃屋や...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...少食(しょうしょく)で落々(おちおち)眠(ねむ)られぬ質(たち)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...虚心坦懐であれ、洒々落々たれ、淡々たれ、悠々たれ...
種田山頭火 「其中日記」
...一切万事落々漠々...
種田山頭火 「旅日記」
...大隈伯は落々たる自由心胸(オープンハート)を有すれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...忽ち洒々落々として少しも愚痴をいわない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...磊々落々(らいらいらくらく)は政治家の徳義なりとて...
福沢諭吉 「日本男子論」
...洒々落々(しゃしゃらくらく)として愛すべく尊(たっと)ぶべき少女であって見れば...
二葉亭四迷 「浮雲」
...漁夫の部落々々(むらむら)をたずね...
本庄陸男 「石狩川」
...決して落々と文字などを書き誌すといふことが不可能事であるのを発見した...
牧野信一 「三田に来て」
......
槇村浩 「餅の歌」
...もしそれ曙覧の人品性行に至りては磊々落々(らいらいらくらく)世間の名利に拘束せられず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...あらゆる迷執もふり落されてかえって洒々落々(しゃしゃらくらく)たる天真な笑顔の中に生きていられるのだった...
吉川英治 「上杉謙信」
...落々(おちおち)休んじゃ居られぬよ』『拙者も...
吉川英治 「夏虫行燈」
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