...早春風やはらいで嫩芽(どんが)地上に萌ゆるより...
石川啄木 「閑天地」
...眼も醒めんばかり若草萌ゆる大草原に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...・ここにおちつき草萌ゆる(改作)三月十四日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...――ボタ山なつかしく草萌ゆる三月十九日雨...
種田山頭火 「其中日記」
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種田山頭火 「草木塔」
...わたくしもいただきまする其中一人いつも一人の草萌ゆる枯枝ぽきぽきおもふことなくつるりとむげて葱の白さよ鶲また一羽となればしきり啼くなんとなくあるいて墓と墓との間おのれにこもる藪椿咲いては落ち春が来たいちはやく虫がやつて来た啼いて二三羽春の鴉で咳がやまない背中をたたく手がない窓あけて窓いつぱいの春しづけさ...
種田山頭火 「草木塔」
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種田山頭火 「旅日記」
...あるだけのお酒をいたゞく・草萌ゆる道が分れる角で別れる・逢へば別れるよしきりのおしやべり・さえづりかはして知らない鳥が知らない木に・水はあふれるままにあふれてうららか○自戒一則――貪る勿れ...
種田山頭火 「旅日記」
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種田山頭火 「旅日記」
...炭坑地風景・花ぐもりの炭車長う長うつらなり・春風ぽこぽこ驢馬にまたがつて駅構内所見・うらゝかに青い旗や赤い旗や炭坑地風景二句・うらゝかな春空のボタ山かぶる山よ・そこらぢゆう石炭だらけの石炭を拾ふてゐる・水にそうてでこぼこのみちの草萌ゆるボタ捨車・ボタ山も芽ぐんでくるスキップ・爆音...
種田山頭火 「道中記」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
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野口雨情 「枯草」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...雲ふかく山裳を曳けばきみ遠く去るにかも似ん丘群に日射し萌ゆればきみ来り訪ふにも似たり...
宮沢賢治 「〔雲ふかく 山裳を曳けば〕」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
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三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
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