...本願寺之門流小菴を楽しみありし坊主なりしを...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...徳菴どのは柴田どのゝ法師武者の一人(ひとり)といわれ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...思うに仏典中にある菴摩羅果(あんもらか)もこれほど美味ではなかったかも知れない...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...真先に見て貰つたのが紹介役の不知菴...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...全体どうすればいいんです」「御前は沢菴禅師(たくあんぜんじ)の不動智神妙録(ふどうちしんみょうろく)というものを読んだ事があるかい」「いいえ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あとは葛の葉の自然に這ふに任せてあるといつた詩人草菴...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...裏山に帰らぬ夏を呼ぶ声の侮り難しあきらめぬ蝉これは良人を失つた年の初秋相州吉浜の真珠菴で盛な蝉の声を聞きながら...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...先生は若いときから読書が好きで松岡恕菴(まつおかじょあん)の門に学び本草の学を受けた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...松岡恕菴(まつおかじょあん)の『用薬須知(ようやくすち)』に小蒜をノビルとしてあるのは非である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...同じく小野蘭山口授の『本草訳説(やくせつ)』(内題は『本草綱目訳説』)には「恕菴(じょあん)先生秘説(蘭品)ニハ山海経ノ薫草ヲ和ニ麝香草ト称ルモノニ充ツ未的切ナラズ麝香草ハ生ニテ動揺スレバ香気アリ乾セバ香気ナシ漢名麝草(王氏彙宛)」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...Filament すなわち雄蘂の茎を花糸というのもまた圭介氏創設の文字で榕菴氏はこれを※と称している...
牧野富太郎 「植物記」
...杏庵は蘭軒の外舅(ぐわいきう)飯田休菴に養はれて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...間加以陶節菴論説...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次には秋の田の刈穂(かりほ)の菴(いお)...
柳田国男 「海上の道」
...とうとう村の者にも意味の分らぬ紅葉菴(もみじあん)だの寒月渓などという名が附かぬとも限らぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...菴に住みまたは石を立てている...
柳田国男 「雪国の春」
...武井夕菴(たけいせきあん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...今は衆を辞し、菴に住して、老いを養っていたい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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