...松の樹の下蔭に出かゝつてゐる菌を踏んだら...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そしてやがてコレラ菌のため...
海野十三 「空襲警報」
...いつ空から恐ろしいばい菌や毒物をまかれるかもしれんですからね...
海野十三 「三十年後の世界」
...踏抜きから黴菌が入ったのだが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...朽葉のかけらを頭に土ぼこりを尻っぺたにこびりつけた菌(きのこ)が...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...いかなる細菌も、あの瓶の中には忍び込む事が出来まい...
太宰治 「パンドラの匣」
...既に黴菌がいるとなれば...
谷崎潤一郎 「途上」
...恐るべき黴菌(ばいきん)が内部に満ちあふれていた時代...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そばに古いドイツ語の細菌学教科書が落ちていた...
永井隆 「長崎の鐘」
...踊り菌(たけ)でも...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...それぞれに吐き出す病原菌の量を測定する装置が発明されていたとしたら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...菌学者もあまりこれを見ていないようだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その組織(そしき)は菌糸(きんし)より緻密(ちみつ)に...
宮沢賢治 「インドラの網」
...そこには病菌の展覧よりほか何ものもありません...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...集るものは瓦と黴菌(ばいきん)と空壜と...
横光利一 「街の底」
...もし細菌をわかしちゃ...
横光利一 「旅愁」
...ペスト菌(きん)にとッつかれる...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...そこで不思議な戦後社会の現象が菌(きのこ)みたいに咲き出してきた...
吉川英治 「私本太平記」
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