...その乃祖元就が、正親町(おおぎまち)天皇の即位大礼の資を献じてより以来、恩賜の菊桐は、彼が伝家(でんか)の記号となり、大膳太夫(だいぜんだゆう)は、彼が伝来の通称となれり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...菊桐の御紋章である...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれにはさすがの近藤勇も歯が立たない」「伊東の得意とするところだ――事ある毎に菊桐御紋章の提灯を持ち出すことが伊東の得意で...
中里介山 「大菩薩峠」
...菊桐の御紋章です...
中里介山 「大菩薩峠」
...菊桐の御紋章は、たったいま山崎から説明を聞いたところのもの、さいぜん見たのは高張提灯、これは弓張のさげ提灯です...
中里介山 「大菩薩峠」
...菊桐御紋章の提灯をたずさえて...
中里介山 「大菩薩峠」
...菊桐の御紋章の提灯を提(さ)げていたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...これから月心院へ引上げよう」菊桐の紋のついたのがこう言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...扉についた菊桐の御紋章...
中里介山 「大菩薩峠」
...表のデザインは神鏡に菊桐をあしらい...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...征西将軍が拝受したる菊桐(きくきり)の大勲章よりもその身にとってありがたかるべし...
宮崎湖処子 「空屋」
...河竹新七作網摸様燈籠菊桐(あみもようとうろのきくきり)が興行せられた...
森鴎外 「細木香以」
...菊桐を透(す)かしとした胴肩衣(どうかたぎぬ)を羽織り...
吉川英治 「上杉謙信」
便利!手書き漢字入力検索