...すると店先の陳列台に古い菊判の本が一冊...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...★明治二十九年七月、英国小説「孤児」金桜堂、菊判、一七四頁...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...一時間も前から眼を通していた二十頁(ページ)に近い菊判の雑誌の切抜がやっと終った...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...これは日本の印刷物ではない!菊判より大きく四六倍判より小さいが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その樺氏がJ・G・ドロイゼンの『史学綱領』(菊判二三〇頁)を翻訳した(刀江書院)...
戸坂潤 「読書法」
...(一九三六年・白揚社版・菊判四〇三頁・定価一円五〇銭)10岡邦雄・吉田斂・石原辰郎著『自然弁証法』本書はまず二つの著しい特色を有つ...
戸坂潤 「読書法」
...(一九三六年九月・『生活と精神の科学』叢書・二十八巻・東宛書房版・菊判二六〇頁・定価二円六〇銭)12ジード著 小松清訳『ソヴェート旅行記』あまりに多く論じられた書物であるから...
戸坂潤 「読書法」
...(一九三六年十二月・岩波書店版・菊判・四八〇頁・定価三円)16早川二郎著『日本歴史読本』以前発表された『日本歴史読本』を殆んど全部に渡って書き改め...
戸坂潤 「読書法」
...(一九三七年四月改版・白揚社版・菊判四八〇頁・定価二円)17小倉金之助著『科学的精神と数学教育』小倉金之助博士が二十余年間に渡って選集した評論集であり...
戸坂潤 「読書法」
...菊判(きくばん)三百ページくらいの堂々たる体裁であった...
中谷宇吉郎 「『日本石器時代提要』のこと」
...菊判五百五十ページに及ぶ大著となって...
中谷宇吉郎 「『日本石器時代提要』のこと」
...従来の菊判の本の外(ほか)に此頃縮刷したのが出来て居る...
「文士の生活」
...菊判百頁前後の探偵小説十数冊を出版し...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...菊判帙入の美本を手に取上げる迄は...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...率直に言ってこれは菊判六百頁に近い程長く書かせる種類の題材でなく感じられたし...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...菊判四六等々の大きさ以外に...
柳田國男 「書物を愛する道」
...小波の世界お伽噺は菊判四号活字で読み易(やす)くもあったせいか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...形を菊判にしたのが珍しかつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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