...例年ならば、観月の宴、菊の節句、紅葉狩(もみじが)りと、次々に催しがあるのだけれども、今年はそんな次第で殿の御気色(みけしき)がすぐれないものだから、表でも奥でも派手な遊びは差控えることにして、ほんの型ばかりの行事を済ませた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...九がつ九日にはもはや岐阜のおしろにおいて菊の節句をおいわいあそばされました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...……今日は菊の節句である...
種田山頭火 「行乞記」
...九月九日の菊の節句についで古い行事で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...菊の節句でござりましたな」初めて...
吉川英治 「上杉謙信」
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