...彼等はすべてのバラ土を莚に入れ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...罪を犯し悪の莚(むしろ)に坐して平然たるがすなわち悪人の悪人たるゆえんである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...莚(むしろ)一枚でも...
太宰治 「美男子と煙草」
...前の家で莚を織り通す音もうらゝかだつた...
種田山頭火 「其中日記」
...松莚子電話にて秀調実父金子元助の病死を報来る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...松莚清潭の二子と風月堂に飲む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...同じ間の山へ莚(むしろ)を敷く「足柄山(あしがらやま)」の子供でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...朴訥な顏をした若者が三四人と其他に二三人莚に坐して居る...
長塚節 「佐渡が島」
......
長塚節 「長塚節句集」
...莚升(えんしょう)と書いてある市川左団次の配り手拭をとらせると...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...六月の末でもあるから莚の様な蒲団もさほど苦にもならず...
平出修 「逆徒」
...(ガサガサといわせて莚に頭をつける)お豊 そんな...
三好十郎 「樹氷」
......
三好達治 「一點鐘」
...白く小さき素足痛々しげに荒莚(あらむしろ)を踏みて...
夢野久作 「白くれない」
...その周圍の莚に圓陣をつくり頬を眞赤にする...
横瀬夜雨 「田舍の新春」
...はげしき※愛(ねつあい)の中に手を執(と)る婚莚(こんえん)の夜(よ)の若き二人(ふたり)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...盆莚(ぼんござ)をしいたり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...莚(むしろ)のうえに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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