...足場は莚をかけ、壁土が早く乾き過ぎるのを防ぐ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...床には藁の莚を敷いて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...六月というに未だ雪避けの萱莚(かやむしろ)が...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...酔中野宿・酔うてこほろぎといつしよに寝てゐたよ大地に寝て鶏の声したしや草の中に寝てゐたのか波の音・酔ひざめの星がまたゝいてゐる・どなたかかけてくださつた莚あたゝかし此宿はよくないが...
種田山頭火 「行乞記」
...松莚子電話にて秀調実父金子元助の病死を報来る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...庭へ莚(むしろ)を敷いて聞かせてくれたな...
中里介山 「大菩薩峠」
...やむを得ず莚をクルクルと捲いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...莚升(えんしょう)と書いてある市川左団次の配り手拭をとらせると...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...……私はそれから裏口の梔子(くちなし)の蔭に莚(むしろ)を敷きまして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...莚(むしろ)があるだけの猪小屋(ししごや)...
吉川英治 「私本太平記」
...兵の手で莚(むしろ)を敷かせた...
吉川英治 「私本太平記」
...莚(むしろ)ぐるみの荷物を...
吉川英治 「新書太閤記」
...又八は莚(むしろ)のうえに首を垂れている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...新しい素莚(すむしろ)のうえに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...男女(ふたり)の俯伏(うつぶ)している莚(むしろ)のそばに佇(たたず)んでいたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...旅の者が失(な)くした莚は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一枚の莚(むしろ)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...莚(むしろ)から起ちかけた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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