...牛童一人次に随兵小笠原次郎長清 小桜威 武田五郎信光 黒糸威伊豆左衛門尉頼定 萌黄威 隠岐左衛門尉基行 紅威大須賀太郎道信 藤威 式部大夫泰時 小桜威秋田城介景盛 黒糸威 三浦小太郎時村 萌黄威河越次郎重時 紅威 荻野次郎景員 藤威各冑持一人...
太宰治 「右大臣実朝」
...そうして荻野山中(おぎのやまなか)はどの辺に当るんだ」「山中はここですよ、向うの林に柿の木が見えましょう、あれと尖(とんが)った山の間あたりになりますな、あの山は鳶尾山(とびおざん)というんで、あれに抱かれてこうなったところに荻野山中、大久保長門守一万三千石の城下があろうというもんです、たとえ一万石でも、あんな山の中に御城下があろうというのは、ちょっと素人(しろうと)が驚きます」「なるほど」「なーに、ほんの一足です、真直ぐに引張れば五里といったところでしょうけれども、いったん厚木へ出て戻るのが順ですから、延べにして八里と見積れば、たっぷりです」がんりきの案内ぶりによって見れば、南条は、右の荻野山中、大久保長門守一万三千石の城下なるものへ志して行こうとするものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...それとも荻野山中の大久保様の御城下とやらへおいでになったか...
中里介山 「大菩薩峠」
...相州荻野山中(おぎのやまなか)の陣屋を焼討して...
中里介山 「大菩薩峠」
...荻野山中(おぎのやまなか)を騒がしたのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...荻野家の御手當で何不自由なく暮して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最初は本郷丸山町の荻野左仲の屋敷...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...荻野家の御手当で何不自由なく暮しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃は義兄の荻野左仲のところにも居にくくなったとみえて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巣鴨の荻野家の別荘――今はお紋の宿へやって来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...荻野八重桐(おぎのやへぎり)といつて踊の師匠をしてゐた...
長谷川時雨 「河風」
...壮士荻野六郎は達磨(だるま)のように赤黒く...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...」壮士荻野六郎にはなおさら話がわからなくなった...
長谷川時雨 「西川小りん」
...」こんどは荻野六郎にもほぼ解った...
長谷川時雨 「西川小りん」
...荻野八重桐(おぎのやえぎり)とも名乗って年をとってからも...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...その地の有志荻野氏および天野氏の尽力によりて...
福田英子 「妾の半生涯」
...跡部は荻野(をぎの)等の話を聞いてから考へて見て...
森鴎外 「大塩平八郎」
...山藤三之助、戸叶(とがのう)角蔵、須水広吉、荻野佐太郎、大山岩次郎、山口喜太郎...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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