...荷船が着岸するまで待っていました...
...この港には毎日荷船が入港しています...
...結婚式のお祝いに、荷船で贈り物を届けることにしました...
...小説の中で、荷船が海賊に襲われる場面が描かれていました...
...荷船の船員たちは、一年中風雨にさらされている...
...昨年建造したばかりの精鋭マール号をその荷船として派遣するなんて...
海野十三 「東京要塞」
...荷船にも釣る人ありて鯊(はぜ)の潮十月十一日 草樹会...
高浜虚子 「五百五十句」
...それらの荷船が、空になって戻って来ます頃には、夜はもう明け放れて、町人たちは河岸に駆け出し、漕ぎ手の苦力たちを歓呼して迎えました...
豊島与志雄 「立札」
...帆の力は荷船のようにはかどらぬ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...荷船の浮べる運河を挟(はさ)んで左右に立並ぶ倉庫の列を西洋画の遠近法に基(もとづ)きて次第に遠く小さく...
永井荷風 「江戸芸術論」
...荷船(にぶね)の帆(ほ)の間(あひだ)をば鴎(かもめ)が幾羽(いくは)となく飛び交(ちが)ふ...
永井荷風 「すみだ川」
...橋の下に夜泊(よどま)りする荷船の燈火(ともしび)が慶養寺(けいようじ)の高い木立を倒(さかさ)に映した山谷堀(さんやぼり)の水に美しく流れた...
永井荷風 「すみだ川」
...荷船(にぶね)や肥料船(こえぶね)の笘(とま)が貧家の屋根よりもかえって高く見える間からふと彼方(かなた)に巍然(ぎぜん)として聳(そび)ゆる寺院の屋根を望み見る時...
永井荷風 「日和下駄」
...全く石川島(いしかわじま)の工場を後(うしろ)にして幾艘となく帆柱を連ねて碇泊(ていはく)するさまざまな日本風の荷船や西洋形の帆前船(ほまえせん)を見ればおのずと特種の詩情が催(もよお)される...
永井荷風 「日和下駄」
...荷船(にぶね)の往来もはげしからず...
永井荷風 「深川の散歩」
...全く石川島(いしかはじま)の工場を後(うしろ)にして幾艘となく帆柱を連ねて碇泊するさま/″\な日本風の荷船や西洋形の帆前船(ほまへせん)を見ればおのづと特種の詩情が催(もよほ)される...
永井荷風 「水 附渡船」
...荷船の舵の響...
永井荷風 「蟲の聲」
...酒の匂いのする酒荷船へ乗り込むことが出来た...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この古びた酒荷船は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...様々な荷船が往来してゐた...
林芙美子 「下町」
...これこれの荷船がもしや漂着はせなんだか...
本庄陸男 「石狩川」
...ふつうの漁船や荷船とちがって...
吉川英治 「新書太閤記」
...荷船、脇船(わきぶね)、色塗(いろぬり)の伊達小早(だてこはや)などが七、八艘(そう)みえる中に、群をぬいて大きな一艘のお関船(せきぶね)は阿波の用船千石積(づみ)の卍(まんじ)丸...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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