...荷馬橇の馬は、狹霧(さぎり)の樣な呼氣(いき)を被(かぶ)つて氷の玉を聨ねた鬣(たてがみ)を、寒い光に波打たせながら、風に鳴る鞭を喰つて勢ひよく駈けて居た...
石川啄木 「菊池君」
...荷鞍(にぐら)を片づけ...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...児(こ)は懐(ふところ)にいれ死骸(しがい)は簑(みの)につゝみ夫(をつと)の家(いへ)に荷(にな)ひゆきけり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...店の陳列棚(ちんれつだな)にそれが現存していても注文した分が着荷しなければ送ってくれなかったりする...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...去年の暮よりか一層重い荷がかかっていた...
徳田秋声 「黴」
...この追憶を荷厄介にしているらしく...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...荷車と弁士とはにわかに止まった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...稲荷様の罰ということもありますから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの袖の赤いのは朱ぢやなくて紅殼(べにがら)だ」「へエ――」「徳藏稻荷の木連格子(きつれがうし)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金杉稲荷(かなすぎいなり)のある...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...三菱の荷物炭を積みこむ打ち合わせになっとったもんじゃけ...
火野葦平 「花と龍」
...君の荷物を持っててあげよう...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...私たちの荷物は残してくれたら良かったのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
......
横瀬夜雨 「天狗塚」
...われらが前を過ぎ去りし農夫とその荷車とは畑中(はたなか)の路(みち)の涯(はて)に今...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...舟から河岸へ一荷ごとに担いでゆく度...
吉川英治 「醤油仏」
...両淮(りょうわい)生れの荷馬車曳き上がりで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すなわちその荷抜屋(ぬきや)の才取(さいとり)なのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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