...荷高ばかりを廻しているし...
泉鏡花 「薄紅梅」
...亞米利加(あめりか)の薄荷(はくか)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...帆村はやっと重い荷を一つ下ろしたような気がした...
海野十三 「暗号数字」
...まるで引越しの荷造りでもしている様な騒ぎだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...「ほんまによかった」とほっと重荷イおろします...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ヅックの管を荷(にな)ふもの...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...『本當はうそ! 稻荷に行つたのですよ...
田山花袋 「道綱の母」
...荷物と帽を投げ込んで浜を見ると...
寺田寅彦 「高知がえり」
...鉄砲洲波除稲荷の祭礼なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...やつとの思ひで、荷物を持ち上げ、廣場を横ぎり、あかあかと灯のついてるレストランに入り、何か食はせてもらはうとしたが、ゆで卵二つのほか食ふものとては一つも手に入らなかつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...欧洲引揚船の荷物検査はいつも無事にすんだためしがないが...
久生十蘭 「ユモレスク」
...又船の歌には 夜の船の乾魚の荷の片蔭にあれどいみじき月射してきぬ といふのもあり...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...荷物や包みはかたっぱしからあけてみました...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...袢テンすがたで荷車に何か積んでいる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...倉で荷箱をおろしていると...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...あれだけの荷駄を持って...
山本周五郎 「山彦乙女」
...――なにかわけがあるんですね」「わけはあるよ」荷物を背負っていた少年の一人が...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...「それよりは、例の小箱は」「首尾よく、奪(と)り上げました」「うム、上出来上出来」と、受け取って、舟辰の若い者、千吉へ、「これと、同じような荷を、すぐに、もう一つ作ってくれ」「へい」と、千吉は振ってみて、「老先生、何がはいっているんですか」「殺されたお前の妹――お半の指がはいっておる」「えっ、妹の指が」「だが、今開けてはならん」「へ、へい……」と、千吉の手は、怪しくふるえていた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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