...ゴルフで、荒目の部分を避けてボールを打つのが難しい...
...山道の荒目をよく見て歩き、転ばないように注意しよう...
...彼女は荒目の海を見て、心を落ち着かせた...
...荒目のない静かな湖畔で、ピクニックしましょう...
...彼の筆跡は荒目があり、読みづらかった...
...荒目田(あらめだ)さんとおっしゃいました...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...繩を荒目の網にかがって作った一種のかます)に詰めこんだ雑品を...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...一、二寸角の、荒目の格子で、どっしりとした黒光りの蔵造りの、間口の広い店は、壮重なものにさえ見えた...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...腰の廻りに荒目昆布のごときびらびらのついた真紅(しんく)の水浴着(マイヨオ)を一着におよび...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...荒目の上下ツイード服が泥で汚れ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...彼と妻女との部屋は、店と、文庫蔵との間の、七間(ま)ばかりの別棟で、廊下で四方に連絡されているのだったが、樫(かし)の部厚な板戸で仕切った上に、荒目な格子、その内に木襖、更に、普通の唐紙(からかみ)や障子が入れてあるという工合で、更に、寝室の地袋戸棚の中には、地下へ下りる道が出来ていて、それが、裏庭に通じるような仕組になっていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...荒目の編笠に薄羽織...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見るからに古びはてた七八十戸の村で農家の間には煤び切つた荒目な格子で間口をらした家なども混つてゐた...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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