...それからそこらにある荒れ寺の境内(けいだい)でさんざん遊び...
海野十三 「少年探偵長」
...それは今にも化けそうな荒れ寺であった...
海野十三 「千早館の迷路」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...どうも御覧の通りの荒れ寺でございます……と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...当今は訪れる人もなきこの荒れ寺を...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はさる荒れ寺の...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...(一番確(しっか)りしていそうな根吉を指ざす)根吉 この土地に荒れ寺が一軒あるんで...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...いよいよ空虚(がらん)として荒れ寺などの如く...
一葉 「暗夜」
...そうした荒れ寺の一軒...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...たった二人の荒れ寺ずまい――闇の兄貴の睨(にら)みが怖くなけりゃ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...荒れ寺のあなぐらで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...荒れ寺を目あてにして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...――ふうむ、どうだ、自慢じゃあねえが、江戸御府内の隅から隅まで、闇の中で見とおすと、人に言われるこのおいらだ――目ばかりじゃあねえ、耳もやっぱり、順風耳だぞ――この夜ふけに、あの阿魔(あま)でもなくッて、荒れ寺の中から、金切ごえを聴かせる奴があるか――な、あの、かすかなかすかな物の気配――ありゃあ夜禽(よとり)の声でもねえ、物ずきが、胡弓(こきゅう)を弾いている音いろでもねえ、女のこえだぜ――ふ、ふ、やっぱしあのおしゃべりおんなが、何かしゃべっていやあがるんだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...川向うの荒れ寺で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...久しく無住の荒れ寺となって...
夢野久作 「名娼満月」
...ここ瓦罐寺(がかんじ)と呼ぶ奇峭(きしょう)怪峰(かいほう)の荒れ寺に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今宵この荒れ寺に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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