...四谷の荒木町を振り出しに...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...しだいに呼吸が荒くなる...
梅崎春生 「幻化」
...その魚が荒れたら心戀しいだろう...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...その荒廃を免れてゐるといふことです...
田山録弥 「玉野川の渓谷」
...一年中荒れ通しに波に衝かれ揉まれている物凄い暗礁の上に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...八重その年二月の頃よりリウマチスにかかりて舞ふ事叶(かな)はずなりしかば一時(ひとしきり)山下町(やましたちょう)の妓家(ぎか)をたたみ心静に養生せんとて殊更山の手の辺鄙(へんぴ)を選び四谷荒木町(よつやあらきちょう)に隠れ住みけるなり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...柏原――不破の関屋は荒れ果てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この癇癖の荒大将に対して...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...荒々しい戸の閉めかただつたので...
林芙美子 「浮雲」
...男は荒々しく扉を蹴つて...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...知らぬ間に荒れた板葺(いたぶき)のひまから月が洩れて...
堀辰雄 「姨捨」
...亡(な)き人を恋ふる袂(たもと)のほどなきに荒れたる軒の雫(しづく)さへ添ふこんなふうに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...荒い野分の風もここでは恋を告げる方便に使われるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...皆気の荒い男ではあるが...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...荒尾精(あらをせい)君等と国事を謀(はか)つてゐた人である...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...東上総では家々の庭に稲荷のあることあたかも西国の荒神と同じい...
柳田國男 「地名の研究」
...沖で夜昼の荒稼(あらかせ)ぎをした舟が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...あとは旧来の倭寇のように寧波附近一帯を荒らし廻ったのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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