...閣僚の意見が一致せずに荏苒と日を送って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...山代(やましろ)の荏名津(えなつ)比賣...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...類品(るゐひん)は他(た)より出(い)でたれど此所(ここ)に掲(か)げたるものは武藏荏原郡大森貝塚より出でたるなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...武藏荏原郡大森貝塚同 郡上沼部貝塚同北豊島郡小豆澤貝塚同 郡西ヶ原貝塚同北足立郡貝塚村同 郡小室村同南埼玉郡黒谷村常陸河内郡椎塚貝塚下總東葛飾郡國分寺村貝塚陸奧南津輕郡浪岡村●貝殼器はまぐりの如き貝殼(かいがら)は自然に皿形(さらがた)を成し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...以前専(もっぱ)ら穀作(こくさく)と養蚕(ようさん)でやって居た北多摩郡が豊多摩荏原に代(かわ)って蔬菜(そさい)や園芸品(えんげいひん)を作る様になり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...駆けつけて来た荏田の栄子(妻の異父妹)が...
外村繁 「夢幻泡影」
...市外荏原郡(えばらごおり)世田(せた)ヶ谷(や)町(まち)に満行寺(まんぎょうじ)という小さな寺がある...
永井荷風 「榎物語」
...武州(ぶしゅう)荏原郡(えばらごおり)荏原村...
永井荷風 「榎物語」
...荏苒(じんぜん)の境に落ちついてはいられなかったのである...
夏目漱石 「門」
...荏苒(じんぜん)の境(さかひ)に落付(おちつ)いてはゐられなかつたのである...
夏目漱石 「門」
...「得(エ)」「可愛(エ)」「榎(エ)」「荏(エ)」などの諸語の「え」には衣依愛哀埃など(甲)類に属する文字を用いて延曳叡要などを用いず...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...上方(かみがた)風の荏柄(えがら)ぬりの格子窓で...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...その建物をめぐって荏苒六ヶ年の歳月が費やされた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...荏苒(じんぜん)疾くなり...
南方熊楠 「十二支考」
...長が荏苒(じんぜん)として愈(い)えなかつたことと...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...枝柄天神は荏柄天神に作るべきである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳次郎の実家は荏原(えばら)在にあり...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...荏苒(じんぜん)これを打ち破らざれば...
吉川英治 「三国志」
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