...その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降りる料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇(ひさし)の裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...青草葺きの、虫の巣めいた小屋が一つ見つかった...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
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本庄陸男 「石狩川」
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本庄陸男 「石狩川」
...その一つが粗い草葺き屋根で土造りの「大百姓」(*1)の家だった...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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