...「草枕」で眠ると翌日体が痛くなることがある...
...今日は草枕のような気持ちで、何もする気が起きない...
...彼は自然の中で草枕をして、ストレスを解消することが好きだ...
...草枕は昔からの日本の習慣である...
...季節が変わると草枕の時期が終わったことを感じる...
...較(くら)べものにゃあなりませんが、むかし琵琶法師(びわほうし)の名誉なのが、こんな処で草枕、山の神様に一曲奏でた心持...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...ひとゝせはせを翁奥羽あんぎやのかへり凍雲(とううん)をたづねて「薬欄(やくらん)にいづれの花を草枕(くさまくら)」と発句(ほつく)しければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「草枕」の作者の児だけありて非人情極まったもの也...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...行き当り飛蝗(ばった)とともに草枕(くさまくら)」と最前の浪花節の句をいってから笑いました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...さては五十鈴(いすず)の流れ二見(ふたみ)の浜など昔の草枕にて居眠りの夢を結ばんとすれどもならず...
寺田寅彦 「東上記」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...下づまにやどる草枕旅に行かむと思へるに雨はもいつか止まむ吾ため五日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...僕なんか『猫』や『草枕』のような初期のものの方が好きだ...
中谷宇吉郎 「冬彦夜話」
...で草枕の樣な主人公ではいけない...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...與田先生から借りてきた漱石の草枕を讀んでゐた...
林芙美子 「婚期」
...漱石の草枕のなかにも...
林芙美子 「旅人」
...……『草枕、旅寝の衣かはかつや、夢にもつげむ、思ひおこせよ』……てんで辞世なんてえ歌じゃない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...草枕むすぶまもなきうたゝねのゆめおどろかす野路の夕立此夜伏見に足をとゞむ...
正岡子規 「かけはしの記」
...草枕旅にしあれば...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
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三好達治 「わが路ゆかむ」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...まもなく、彼らの草枕は、伝令の騎馬に蹴ちらされた...
吉川英治 「私本太平記」
...ゆるりと草枕に休むがいい...
吉川英治 「私本太平記」
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