...秋風の俄(にわか)に荒し山の庵(いお)八月七日 富士山麓山中湖畔草廬...
高浜虚子 「五百五十句」
...明主の知遇身に受けて三顧の恩にゆくりなく立ちも出でけむ舊草廬...
土井晩翠 「天地有情」
...今年草廬(そうろ)を麻布に移すやこの辺の地味花に宜しき事大久保の旧地にまさる事を知る...
永井荷風 「偏奇館漫録」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...三平君は以前の関係から時々旧先生の草廬(そうろ)を訪問して日曜などには一日遊んで帰るくらい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...(一)四月十五日草廬に於いて萬葉集輪講會を開く...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...以遺命守羽沢草廬三年...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...草廬(そうろ)の剣一新介(しんすけ)は...
吉川英治 「剣の四君子」
...隠れたる草廬(そうろ)の君子...
吉川英治 「三国志」
...この秋(とき)をむなしく逸人(いつじん)として草廬(そうろ)に閑(かん)を偸(ぬす)むをいさぎよしとせず...
吉川英治 「三国志」
...これから隠れすむ草廬の地をさがした...
吉川英治 「三国志」
...その草廬を訪う日を心がけていたのは...
吉川英治 「三国志」
...こんどこそ草廬(そうろ)に籠っておりましょう――と...
吉川英治 「三国志」
...草廬(そうろ)をまもって...
吉川英治 「三国志」
...先生の草廬(そうろ)を三度まで訪ねて...
吉川英治 「三国志」
...草廬(そうろ)を出てよりはや十余年...
吉川英治 「三国志」
...草廬(そうろ)に抱いていた理想の実現であったのである...
吉川英治 「三国志」
...簡素な草廬(そうろ)を結んで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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