...草の根の上の方がむき出しになる位に...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...博士が日本アルプスの山中から掘出して来たという草の根を...
海野十三 「火星兵団」
...その端を枯草の根へ結(ゆは)ひつけました...
土田耕平 「時男さんのこと」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...草の根から水のちびちびしみ出している赭土山(あかつちやま)が侘(わび)しげに見られ...
徳田秋声 「あらくれ」
...池の水を動かして波紋がゆらゆらと汀(みぎわ)の水草の根を揺(ゆす)っているのを見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...青々とした稻草の根元まで暑さがしみ透つて鰌が死ぬといふ位で...
長塚節 「芋掘り」
...近接五県の草の根を分けて探ね廻っている安南皇帝宗竜王それ自身だったのである...
久生十蘭 「魔都」
...これより草の根を分けてなりと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...草の根で刻んだ人形をたよりにするとか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...枯草の根の地面は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...草の根をむしりながら低い声でパリの屋根の下を口誦んだ...
横光利一 「旅愁」
...草の根を分けても誅罰(ちゅうばつ)せずにはおかん...
吉川英治 「新書太閤記」
...秋草の根に残っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...草の根を分けても...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ダダダッと四つの足が乱れつよれつ――草の根を踏みにじって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...将軍家の威令で捜されたら隠れる草の根もあるわけはない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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