...大沢から畠山、岩茸岩、野口と、長蛇の列は蜿々と続いた...
石川欣一 「山を思う」
...黝黒(どすぐろ)い水に毒茸の様な濁つた泡が...
石川啄木 「赤痢」
...皆は松茸を料(れう)つたり...
薄田泣菫 「茶話」
...藤袴(ふじばかま)吾亦紅(われもこう)など名にめでて九月二十九日 「玉藻五句集(第五十六回)」松茸(まつたけ)の香りも人によりてこそ十月二日 天台座主渋谷慈鎧より松茸を送り来る...
高浜虚子 「六百句」
...その匂ひの凝つたのが松茸の香であり...
種田山頭火 「其中日記」
...新しい松茸の料理にかかるべく焚火を加えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...家の外の低気圧でもなく、室の中の悪気でもなく、あの茸です、あのきちがい茸です...
中里介山 「大菩薩峠」
...松茸の土瓶蒸!」と言った返事が...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の茸(きのこ)の蒼い灯が地上に点々と光る...
中島敦 「光と風と夢」
......
長塚節 「長塚節句集」
...少し椎茸を食ったんで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――それに御守殿(ごしゅでん)崩しの襟脚(えりあし)がめっぽう綺麗だ」「何? 御守殿崩し?」「まさか椎茸髱(しいたけたぼ)じゃねえが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腐(くさ)った茸(たけのこ)ほども有難くねえが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...松茸どころかこちらは一ヶ月以上も米の味を忘れて居ます...
原民喜 「書簡」
...では松茸狩を条件に行かうと言っとく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...茸をとったりして...
村山俊太郎 「子どもの世界」
...茸は不漁であつたらしいが...
若山牧水 「木枯紀行」
...こういう茸狩りにおいて出逢う茸は...
和辻哲郎 「茸狩り」
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