...「紅茸だ! 紅茸だ! あれをとろうよ」與太郎がそういっているのを...
竹久夢二 「たどんの與太さん」
...雨の日に笠を被つて釣りをする人が茸に見えたり...
竹久夢二 「秘密」
...Oさんから採つたばかりの松茸を貰ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...森へ茸(きのこ)をとりに行ったり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...茸がひょくひょく煮えくりかえる...
中勘助 「島守」
...しかし右の毒茸族のうちでも...
中里介山 「大菩薩峠」
...松茸の土瓶蒸がまんざらでもないと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「土」
...うみ苧集(五)茸狩をよめる歌并短歌筑波嶺は面八つあれど...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...安井(やすゐ)と御米(およね)に誘(さそ)はれて茸狩(たけがり)に行(い)つた時(とき)...
夏目漱石 「門」
...――それに御守殿(ごしゆでん)崩(くづ)しの襟脚が滅法綺麗だ」「何? 御守殿崩し?」「まさか椎茸髱(しいたけたぼ)ぢやねえが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
本庄陸男 「石狩川」
...それを毛がゾクゾクと生えている貌に見立ててそこで毛茸の字が生れたわけだ...
牧野富太郎 「植物記」
...初茸御飯が待遠しいな...
水上滝太郎 「果樹」
...最初初茸を使う時箸(はし)で茎を挟んで外の箸で笠の上からトントンと叩いて砂を落さなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...巧者な庫男(くらおとこ)になると是で瓢箪(ひょうたん)や松茸(まつたけ)や...
柳田国男 「木綿以前の事」
...まず芝生めいた気分のところには初茸しかない...
和辻哲郎 「茸狩り」
...社会的に成立している茸の価値を彼は教え込まれたのである...
和辻哲郎 「茸狩り」
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