...もう古くなった和服を茶箪笥にしまっておく...
...母親から茶箪笥を譲り受けた...
...古い茶器がたくさん収納できる茶箪笥を買った...
...茶箪笥の引き出しにはお茶やお菓子が入っていた...
...広い和室に古い茶箪笥が置いてあった...
...とうにニスの剥げた茶箪笥(ちゃだんす)の上には...
芥川龍之介 「葱」
...最後にその茶箪笥の上の壁には...
芥川龍之介 「葱」
...「立派な箪笥や茶箪笥があるぢやアないか?」「わたしだツて」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あなたの部屋を入ったすぐ右手の茶箪笥の上に花瓶が載っているが...
海野十三 「地獄の使者」
...周章(あわ)てて座敷の主人を起すと同時に茶の間の茶箪笥を調べたんですが...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...春三郎夫婦は長火鉢とか茶箪笥とか其他大方の小道具を大概山本から讓り受けて使用してゐる此新家庭にお霜婆さんも引取り度いと思つたが...
高濱虚子 「續俳諧師」
...うしろの桑の茶箪笥(ちゃだんす)をあけた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...母親は古い茶箪笥(ちゃだんす)から茶のはいった罐(かん)と急須(きゅうす)とを取った...
田山花袋 「田舎教師」
...茶の間の茶箪笥(ちゃだんす)の上に乗っかったきりになっていた...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...だが……天井からぶら下ってる電燈、茶箪笥や長火鉢、父の読み捨ての夕刊、それを丹念に読んでる母……昔からその通りで、そしてこれからも永遠に……...
豊島与志雄 「童貞」
...黒っぽい粗末な茶箪笥があって...
豊島与志雄 「反抗」
...茶箪笥の枕時計を見ると...
林芙美子 「浮雲」
...茶箪笥を売り、トランクを売り、おせいの衣類を売り尽してゐた...
林芙美子 「浮雲」
...玄関の二畳、勝手につづく茶の間の六畳、狭い庭をひかえた奥の八畳という小体(こてい)な住居だが、長火鉢、茶箪笥、鼠入らず、湯こぼしと、品よく、きちんとして、居なりで用が足りるようになっている...
久生十蘭 「虹の橋」
...お金がこゝにございますよ……』茶箪笥の上の茶盆に手をかけた時に...
水野仙子 「女」
...父の持っていたので私がもって来ているノルウェイ辺の木の盆に入れて茶箪笥のところへ飾りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...長火鉢の桐は張ったものだし、桑材の茶箪笥も、春慶塗の卓も、塗料を使ってそれらしい色と木目を付けたものであり、南部鉄の火箸も金銀の象眼ではなく、真鍮(しんちゅう)とニッケルのメッキだという...
山本周五郎 「季節のない街」
...茶箪笥の戸納を閉め...
山本周五郎 「季節のない街」
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